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自然栽培米専門店 店長アツユキの頭の中

熊本県で農薬も肥料も使用せずに育てられた
自然栽培米をお届けしているNatural Styleの店長です。

自然が大好き、自然の力で育てられた食べ物が好き
そして自分が自然体でいるのが大好き♪

自然栽培で育てた作物は体に良いようだと
徐々に多くの方に認識されるようになってきましたね。


しかし、
農家さんの立場からすると
自然栽培に取組むには大きな壁があるのです。



どのような壁だと思いますか?



自然栽培米に取組もうかどうかと迷っている農家さんと話すと


まず、農薬不使用の壁がきます。


これを超えても


次に肥料不使用の壁がきます。


この肥料不使用の壁がすごく大きいのです。



これまでの肥料を施さないといけないという習慣が最もこの壁を厚くするのです。


そして、

肥料を施さないとなると間違いなく収量が落ちます。

自然栽培米農家がいうには、

一概には言えませんが収量が自然栽培を始めて3~5年は安定しないようです。


お米の収量で見ると
慣行栽培の全国の1反(10アール)当たりの平均収量を見ると約540kg(9俵)ですね。


自然農法米・自然栽培米の平均収量は
約300kg(5俵~5.5俵)ですので約240kg(4俵)という大きな差がありますね。


米農家さんも家族がいて生活がありますので
この自然栽培米に取組むというのはすごく決心のいることなのですね。


自分の想い、良いと信じる物 vs 現実生活との葛藤なのです。



私どもがお届けしているお米は

農薬・肥料を一切使用していない自然栽培米ですが

それぞれの農家さんは、非常に大きな壁を越えた勇気のある方なのです。



日本のお米の産地といえば

どこを思い浮かべるでしょうか?


多くは、

新潟や東北地域を思い浮かべるかと思います。


実際に平成25年度都道府県別収穫量(水稲)を見てみると


1位:新潟県 66万トン
2位:北海道 63万トン
3位:秋田県 53万トン



九州内のお米生産量を見ると


1位:熊本県 19万トン
2位:福岡県 18.5万トン
3位:佐賀県 13万トン
4位:大分県 11.5万トン
5位:鹿児島県 11.5万トン


資料:農林水産省「平成25年産水陸稲の収穫量」


平成25年の集計を見ると

総収穫量は860万トンのようです。


自然栽培米・自然農法米の収穫量の割合


総収穫量860万トンの中で

農薬・肥料を使用していない

自然栽培米・自然農法米の割合とはどれくらい占めると思いますか?


私の聞いた情報では、
有機JASと自然栽培米・自然農法米の割合で全体の0.4%と聞きました。


その中で自然栽培米・自然農法米の割合というと

おそらく全体の0.04%あるかないかくらいかと思います。


そうなると計算上は3,440トンとなります。


私の周りには自然栽培に取り組んでいる方が

多くおられますのでもっと割合が高いのかなと思いましたが

数字に出してみるとまだ少ないと実感しますね。

私は九州の熊本県在住ですが

九州で主に作付されているお米の品種は何でしょうか?


答えは、
ヒノヒカリですね。


ヒノヒカリは、1989年に宮崎県総合農業試験所で誕生した

26年前に生まれた比較的若い九州生まれの品種です。


全国の作付面積も第3位と多いです。
(参考に第1位はヒノヒカリ、第2位はひとめぼれとなっています)



そのようなヒノヒカリが主流となっている九州で
自然栽培にこだわってササニシキを栽培されている方がいます。


九州の自然栽培米ササニシキ


ヒノヒカリの作付面積が多い中
九州の大分県で農薬も肥料も一切使用しない
自然栽培でササニシキを育てている方がいます。


【世界農業遺産】大分県国東半島の自然栽培米ササニシキ


現在では、あまり栽培されていないササニシキですが
1990年にはなんと全国の作付面積第2位まで拡大していました。


ところが、1993年の大冷害時に
冷害に弱く、倒れやすい弱点が明らかになったことと
コシヒカリのような粘りや甘味があるお米が好まれる傾向となったために
徐々に作付面積が減り、廃れてきたのです。


今では、全国で作付面積は第15位以下だと言われています。


あまり栽培されなくなったササニシキですが
九州の大分県でササニシキに強く魅力を感じ
農薬も肥料も一切使用しない自然栽培で育てる米農家さんがいます。


この米農家さんは
10年ほど前に自然栽培に出会い、
自ら自然栽培の実践者として栽培をしてきました。


【世界農業遺産】大分県国東半島の自然栽培米農家 村田 光貴


世界農業遺産に登録された九州の大分県国東半島で
自然栽培米ササニシキを育てる米農家は、村田 光貴さんといいます。


ご自身がアトピーに悩み、
自分で食べることができる食材を探し回ったそうですが
なかなか出会うことができませんでした。


しかし、食材を探す中で

農薬や肥料も使用しない自然栽培の食材ならば

食べることができることを体験し、
自らが、自然栽培農家になろうと決意された方です。

ササニシキは品種の特性として
あっさり・さっぱり系のお米です。


村田自然栽培米 ササニシキは、
農薬・肥料不使用の自然栽培で育てるだけでなく、
自家採種もしており、今年で自家採種歴11年の種籾を栽培しておりますので

非常にさっぱりと軽い感じがします。


ササニシキのアミロース含有量が高く、さっぱりとした味が
体に負担も与えず、体にスッと入る感覚を楽しめるかと思います。


村田 光貴さんが自らの体で試して
体が喜ぶお米を追求して、心を込めて栽培している
自然栽培米ササニシキをぜひお楽しみ頂けたらと思います。


【世界農業遺産】大分県国東半島の自然栽培米ササニシキ