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自然栽培米専門店 店長アツユキの頭の中

熊本県で農薬も肥料も使用せずに育てられた
自然栽培米をお届けしているNatural Styleの店長です。

自然が大好き、自然の力で育てられた食べ物が好き
そして自分が自然体でいるのが大好き♪

九州で最も栽培されている品種は、

ヒノヒカリですが、その他にコシヒカリ、にこまる、森のくまさん、ミルキークィーン等、たくさんの品種が栽培されています。

 


その中で、熊本県玉名市で

ミナミニシキにこだわって自然栽培で育てている

前田 英之さんという方がいます。

 


ミナミニシキと聞いても

9割くらいの人が???となるかもしれません。

 


以前、熊本の稲作栽培面積のうち

ミナミニシキは何%占めているのだろう?と調べてみたら

残っている記録で0.5%以下となっていました。

 


いや、もう測定不可能だから

0.5%以下という曖昧な表現なのだろうと思うくらい

ミナミニシキを栽培している人を聞きません。

 


このミナミニシキは

昔のお米の特徴である

・晩生(おくて)

・長稈(ちょうかん)

・あっさり食味

を引き継ぐお米です。

 


ヒノヒカリと同じ時期に植えても

約2週間遅く出穂します。

 


今は、ヒノヒカリの稲は穂が垂れていますが

ミナミニシキは、写真のような状態です。

 


ミナミニシキの最大の特徴は

あっさりで食べやすい。

体にスッと入り、喉で止まらない。

 


あまり粘りがあり重いお米は、

喉で引っかかってしまいますが

それがないですね。

 


粘り・甘味を追求したお米の品種改良の中で

消えていったお米の一つですが

残していく価値のあるお米だと思っています。

 

自然栽培米ミナミニシキ|農薬や肥料を使用せずに育てたお米

 

日本の原点回帰を目指して作った「旭×亀の尾」とヒノヒカリの比較写真が撮れました。

 


どちらも同じ時期に田植えされていますが、成長の段階が全く異なりますね。

 


稲丈の違いも良く分かると思います。


お米の品種により

出穂時期も2週間ほど異なり

稲丈もこれほど違うのです。

 


また自然栽培の場合、

稲の緑の質も異なります。

 


心地の良い綺麗な緑(濁りがないというか)。

 


ヒノヒカリどうしで

自然栽培米と慣行栽培米を比較しても

稲の緑の質は異なります。

 


出来上がったお米の見た目は、

一粒のお米として似ているかもしれませんが

生育過程、中身は異なっているのですね。

 


どれが良いお米、悪いお米というのはありませんが生産者の想いに沿ったお米ができます。

 


お米には、生産者のこれまでの人生ストーリーが詰まっているのだと感じています。

 


これは、お米だけでなく、

全ての農産物、畜産物、あらゆる製品にいえることですね。

 

旭×亀の尾の自然栽培米はこちら

 

 

今年は、熊本の4か所で「旭×亀の尾」の試験栽培をしています。

 


旭、亀の尾とも明治時代に存在した稲で西の旭、東の亀の尾と言われる程広く栽培されていました。

 


この旭と亀の尾を掛け合わせ

九州に適合したお米を作っているのですが

育種も今年で8年目です。

 


この稲を観察していますが

この稲は、面白い!

 


昔のお米の特徴は

ざくっと言って

晩生(おくて):収穫時期が遅い

長稈(ちょうかん):稲丈が長い

食味はあっさりです。

 


今のコシヒカリ系の主要品種とは、

全く逆の特徴というわけです。

 


この「旭×亀の尾」は

ヒノヒカリと同じ時期に田植えをしましたが

出穂が15日-20日ほど遅いです。


事前には10日ほど遅いと聞いていましたが

今年は、それ以上に遅い傾向です。

 


同じ時期に植えても

品種の違いで生育スピードがここまで異なるのですね。

 


晩生品種は、

台風リスクも長くなるし、

周りのヒノヒカリが収穫されると

そこに付いていた虫が寄ってくるリスクもあります。

 


でも、

土に接している時間が長いので

お米のエネルギー的には、

良くなるのではないかと期待しているのです。