風邪のシーズン到来ですね。 
今年は・・・中国初の新型コロナウイルスによる肺炎・・・。
テレビで今・・・この話題が放映されない日はありませんね。


世の中の方は、風邪で熱が出ると『悪い事』のように考えている方が多いですね。

風邪が悪さをして、そのせいで発熱している…ウイルスに負けている…だから熱が出る…そこで、治すために解熱剤を服用しよう。

この考えは・・・多くの場合に間違いです。 

風邪による発熱は、自身の身体の治癒反応で熱を出しています。

風邪のウイルスが発熱させているのではなく、それに対抗するために自己の治癒力として発熱させているのです。  

だから・・・風邪で熱が出るのは大いに結構。 
このように考えなければならないのです。 


むしろ・・・


熱が出ない方が困るのです。 
問題なんです。 


怪我をしたときに・・・・患部が赤くなり熱を持っているでしょう?
これは身体の自己防衛力が働いているからなんです。  
もしケガをしたのに赤くもならず熱も持たなかったら・・・患部から侵入する雑菌を防衛し、止血する能力が著しく低下してしまいます。


同様に風邪による発熱もそうなんです。 
のどが痛いのもそうです。


確かに・・・しんどいです(汗)
学校や仕事を休まなければならない場合もあるでしょう。
日常の生活が、少し捻じれてしまうので・・・・大変だ!!・・・・と。
その気持ちは、僕もよくわかります。

しかし・・・

そのような時こそ・・・・日常のあわただしさから自分を解放して、ゆっくり寝ることが必要なのではないでしょうか?
周りの方々も優しくしてくれるかもしれませんよ。

また・・・そのほうが大体の場合において早く治りますし、治った後が元気になります。


風邪にかかるという事は、


自分自身の調整力が低下しているんだな・・・
ゆとりがなかったな・・・

そのように考えて、自己調整力を復元する、いい機会だと考えてはいかがでしょうか?



以下…発熱の生化学的な反応は次の通りです。
 
①ウイルスや菌が体内の深くに侵入してきた。
 
②白血球がこれに反応する。
 
③白血球から免疫反応により炎症を引き起こす化学物質が出る。
(通称炎症性サイトカインと呼ばれているTNFα・IL-1・IL-6など)

④血液中の炎症性サイトカインが脳の脳室に到達
 
⑤脳室周辺細胞でプロスタグランジンE2が分泌されて、脳に吸収され視床下部に運ばれる。
 
⑥視床下部で体温を調節するサーモスタットのメモリが上がり体温上昇に導くよう指令が伝わる。

⑦交感神経などが活発に働き、脂肪細胞などの代謝が亢進して熱を生み出す。また皮膚表面の血流を少なくしたりして皮膚からの熱発散を防ぐ。
 
⑧この身体の発熱作用により、ウイルスや菌などの外敵を速やかに免疫細胞と共に終息させる方向に自然的に働いている。  


 
もちろん、高熱が何日も続くと体に負担がかかってしまいますが・・・
熱が上がらない…または何かの事情により安易に解熱剤を服用すると・・・

この自然的治癒が妨げられて、逆に完治までに時間がかかる。


風邪やウイルスの感染対策として、
手洗い、うがい、マスクの着用や、ビタミンの摂取を促している状態をよく見かけますし耳にします。

それも大事なことだと思いますが・・・

ウォーキングなどの適度な運動をすることや、免疫機能をコントロールしている脳の状態を施術によって整えることも併せて取り組んで頂ければ、より免疫機能が整いやすくなりますので良いと思います。


自分でできる対策の幅を広げてみることも必要かと思います。



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