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東京都板橋区のシーバー病、オスグッド、野球肩、野球肘、スポーツ障害専門院・なかむら自然形体院、ナカムラです。

 

 

施術症例『左膝オスグッドと左足親指の痛み、バレーボール少年』

11歳 男子 バレーボール

 

 

昨年8月、バレーボールの練習後、左膝に痛み発症。

 

整形外科でオスグッドと診断。電気治療、湿布の処方。

 

蔓延防止のため、現在は土日のみの練習だが、痛みは変わらず。

 

ネット検索で来院。

 

【現在の症状】

 

・歩行痛

 

・ジョグ、ダッシュはかなり痛い

 

・長めに動いた後(練習後)に痛みが強まる

 

・階段の上り下りは問題なし

 

・押しての痛みがある

 

・曲げるのは8割まで、正座は出来ない、屈伸は一瞬ならできるが、曲げ続けていると痛みが出る

 

そのほか、2日前から左足親指の痛みが出ている。

 

歩行、階段を降りたときに強く痛み。

 

 

【施術開始】

 

オスグッドバンドを着用していると少し楽になるとの事。

 

この変化で、原因が推測されるので確認から。

 

押しての痛みを基準にアプローチしていくと、推測通りの原因で押しての痛みはその場で消失。

 

ただ、膝蓋靭帯の器質疾患の問題のため、アプローチを解くと痛みが戻る。

 

続けて関連個所のチェックを行うと、腰部に強い張り、押しての痛みが見つかる。

 

また股関節の可動域も制限がかかっている印象。

 

大方、原因の解明が出来たので、軽く流れを説明して、施術に入る。

 

 

まずは骨盤の調整、続けて大腿裏の過緊張の解消。

 

膝の屈曲、曲げる事が完全にできず、正座も出来ない状態なので、まずしっかりと曲がりきるように、正座が出来るようにを目標に定めて過緊張を取っていくことに。

 

ある程度、緩んできたところで、大腿前の過緊張の解消へ。

 

併せて股関節も緩めていく。

 

ここで、押しての痛みと膝の可動域のチェック。

 

押しての痛みはだいぶ軽減、まだ腫れ感が取り切れずにすっきりとはいかない。

 

8割ほどしか曲がらなかった膝も、踵とお尻がこぶし一つ分くらいまで曲がるように。

 

これがピタッとつくようになれば、正座も屈伸も問題なくなるので目安の一つにもなる。

 

一旦、親指の施術にうつる。

 

ちょうど痛みの出た日に、シューズを新調したそう。

 

押しての痛みが多少あるが、そこまで大きな問題ではなさそうだ。

 

親指を曲げても伸ばしても痛みがある。

 

アプローチをかけながら曲げ伸ばしをしてもらう。

 

彼「これなら大丈夫」

 

彼「曲げる最後のところで痛い」

 

ほぼ問題なく曲がるようになったが、最後に目いっぱい曲げるときに少し痛みが残る。

 

引き続き、アプローチを続けて再確認。

 

彼「大丈夫」

 

親指に関しては、関節の詰まりが起こっていたようだ。

 

平日練習がなく、次のプレーまで1週間あるのでケア方法を伝えておく。

 

 
また膝の施術に戻る。
 
腰部の過緊張へのアプローチ。
 
腰自体に痛みを感じていないものの、太もも、ふくらはぎ等と比べても明らかに固まっている。
 
腰が固まっていることで股関節の動きも悪くなり、
 
膝関節に問題が起きる可能性が高まる。
 
練習後、自宅でのケアは是非、腰に注目していただきたい。
 
腰の方もだいぶ過緊張が取れてきたところで、
 
最後に痛みの確認。
 
押しての痛みは膝蓋靭帯への圧迫を施した状態であれば消失。
 
ただし持続性がなく、離すと痛みは戻る。
 
続けて歩く痛みの確認。
 
彼「ほとんど痛みはない」
 
こちらは親指の痛み。
 
続けて屈伸。
 
彼「何度か続けると痛い」
 
こちらも靭帯の圧迫をしながら屈伸をしてもらうと痛みはおさまる。
 
押しての痛み、屈伸共に靭帯の回復が追い付いてくれば自然と回復してくるだろう。
 
自宅でのケア方法を伝えて終了。
 
 
1週間後、2回目の来院。
 
押しての痛みは残るが、練習中の痛みはほぼ気にならなくなった。
 
練習後に痛みがは出るが、翌朝には引いたそうだ。
 
ジャンプ等もはじめのうちは痛みはなく、練習後半になると痛みが出てくる状態。
 
親指の痛みはほぼ解消。
 
 
今回は腰部を中心にアプローチを行う。
 
腰部の過緊張が取れてきているので、靭帯もだいぶ腫れも引いてきた。
 
膝の屈曲も前回こぶし一つ分残っていたのが、今回は指2本分ほどまで曲げるように。
 
ここまでくればストレッチだけで改善されそうだ。
 
(ちなみに初回以降、ストレッチは腰部のみに限定)
 
施術後、歩行、ジャンプ、屈伸の確認。
 
彼「大丈夫です」
 
多少の痛みが出ても、ケア方法を実践してもらうと痛みは無くなる。
 
このままケアを続ける事で痛みは改善されるだろう。
 
半年前からのオスグッドであったが、自宅での必要以上のケアをしていなかったのが功を奏したのか、
 
早期回復が出来そうだ。
 
痛みが出てからのストレッチは、デメリットが生まれる可能性もあるので、注意したい。
 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。


 

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