やーっと、レコーディングした童謡のミックス・マスタリングが完了☆

これでOKが出れば晴れてi-phone用のアプリとして世界発信できるのだ。

考えてみたらすごい時代になったものだよね。

今回お世話になったMelodyne。

ボーカルのピッチ修正などに使った。

よく出来たソフトなのだけど、使い方を間違えるといろんな意味で大変。

締め切りをすぎていたので、ここしばらくはコレに追われていた。

$five flavors : six fruits



そんなこんなで、いろいろ伝えなきゃいけないことが溜まってしまっている。



まずはコレ!

先日NHKのBS-hiで放送された

「たけしアートビート」という番組に

アフリカ・コンゴから来日していたstaff benda bililiが出演。

hype sessionsも参加・共演しました☆

まあ、ナレーターの方がバンド名を間違えて「ハイパーセッション」と紹介されたりと

突っ込みどころ満載な感じらしいのだが、

僕は訳あってまだ見れてません・・・

ハイパーセッションってダサッ!!目あせる

同じく放送見逃したよって方!

大丈夫です、再放送が今日あります。

またしても僕はスタジオにいるので見れませんが、

ガッツリ(?)映っているようなので、ここぞと宣伝しておきますにひひ


 「たけしアート☆ビート スタッフ・ベンダ・ビリリ編」

平成23年1月16日(日) 21:00~21:57(NHK BSハイビジョン)
【再放送】1月23日(日) 13:00~13:57(NHK BSハイビジョン)
【再放送】2月9日(水) 20:00~20:57(NHK BS2)
 


今日を見逃しても、2月にもう一発あるので大丈夫☆(なにが?)

スタッフ・ベンダ・ビリリのメンバーはみんな気さくで、映像の見たとおりの人柄でした。

実は会う前に、彼らのドキュメンタリー映画も見に行ったのだけど、

見て正解だった。



収録後、日比谷野音でのライブも見に行きました。

僕が昨年見たライブの中で、最高のライブの1つだ。

彼らの演奏は、うまさとかバランスとか、そういうものを越えている何かがある

それが何なのか、言葉ではなかなかうまく説明できないのだけど

血肉湧き上がるような、なにか。

気が付いたら両手を挙げて踊ってしまったよ。

日本の音楽シーン全体に足りないものが全てそこにあったように感じる

凄まじいライブでした。

ライブを見て、1人で考え込んでしまった。

日本は物質的に豊かだけど、音楽的にはとても貧しい国だと実感した。残念ながら。



でもしょうがないんだよ。



ギターを始めたいって思い立ったら、楽器屋が日本のそこらじゅうにあって、

フロア一杯にあらゆるギターが置いてあって、

ギターを習得したいって思ったら、

どれも似たり寄ったりの内容の教則本がずらりと棚に並んでいて・・・。

8ビートってこうやって叩くんだって譜面どおりの手順で練習したら

叩けた気になっちゃうんだもの。

ライブやりたいってなったら、今時お金(ノルマ)を払えばステージに上がれちゃうもんね。

僕もそういうのを経験してきて今まできているから、

高い志を持ったスターターにはいい環境かもしれない。

でも、それをライブハウスや業界が食い物(システム)にし始めちゃあ、やっぱり違うよね。

いまどき若い子はライブをするのにノルマを払うのが当たり前になっているんだそうだ。

そんなことばかりしてたら若いミュージシャンが育たないじゃないか!!

CDが売れないのだって、若い子をだましていかに売るか考えるような業界の体質が原因となっているところは多分にあると思う。

そんな悪循環があるってことぐらい、みんな音楽やってる人や好きな人なら気づいているハズなのだけど、なかなか話そうとしない。

僕もお金とってイベントをやったり、ドラマーとしてレッスンしたり、ライブやレコーディングをして生活しているわけだけど、

そこにはいつも責任感や愛を持って接しているつもりだし、イベントだったらお客さんに何を持ち帰ってもらうか真剣に考える。

そういうものがないと、音楽の本質的な部分ってのは成り立たないと思うんだよな。

その音楽の本質的な部分を大事にした音楽シーンが台頭してくれば、きっと持ち直せると信じているんだけど。

ねずみ講のように、その辺に転がっている石ころにどれだけ金を積ませるかを考える時代は、さすがにもう終わりだと思うんだ。


あっ、白熱しちゃった…


そんな日本の音楽環境に対して、

スタッフ・ベンダ・ビリリ、彼らは

ただでさえ過酷な路上生活環境の中で、

身体障害者というハンディキャップを持ちながら

ギターや手に入らないものは自分達で作り、

夜の動物園内でリハーサルしていたそうだ。

本物のゲットー・ミュージックだ。


彼らを見て思った。


日本人にアイデンティティーはない?

嘘だ。

でも自分達のアイデンティティーを大事にしていないのは本当だ。

日本でも、ゲットー・ミュージックを作ることはできる。

なぜなら音楽的に貧困な国、日本だからだ。

という持論のもと、今年はhype sessions、頑張りたいと思っています。


あれっ、抱負になっちゃった…。