友人がヨガの先生である。

たまに、その教室に通っている。

 

彼女とは、ひょんな事で知り合った。

出会ったときの会話で、彼女の父親が働いていた所が、

実家のすぐ近くであり、もっと話しをすすめると、

父の友人で、実家に何度か訪れていた方がいたが、

その方が彼女の父親であった。

 

父親たちが仲良くしていた後に、

娘たちが仲良しになるという不思議なご縁で

交友関係が続いている。

 

彼女が、「お父さんが出会わせてくれたのかな?」と

ポツリとつぶやいたけど、あながち嘘でないと思う。

 

数年前に亡くなったのだが・・・

 

ヨガには、お母様も通っていて、

私がお父様を知っていた、と知ると、

とても嬉しそうにしていた。

 

先日、私の父がどうしているのかを聞かれ、

父が一人で過ごしていると言ったら、

母親の事を聞かれた。

 

母は10年以上前に他界している。

 

お母様はポツリと

「それは寂しいわね。。。」

 

そして、

「私、とっても寂しいわ。

いなくなってから、こんなに存在が大きかったんだなと思った」と

寂しそうにつぶやいた。

 

おふたりの生前の関係が、その言葉から垣間見えて

とても切なくなった。

 

子どもたちには打ち明けられないのかもしれない。

 

亡くなってから、存在の大きさを知る事もあるだろう。

きっと、そう思うだろう。

 

でも、今、この日常でも、その大きさを感じながら、

夫婦生活を過ごしたいと思ったのである。