この前、親友と久しぶりに会った。

不登校の息子を連れて。


彼女は、農村に住んでいるので、

久しぶりに、いろいろ用事を済ませたいらしく、

子どもは、その間、1人で待っているという。


その場所が、車の中。

二時間以上。


うちの駐車場に停めたので、

クーラーの効いた家の中で待ってていいよ、と

言ったが、車の中が落ち着く、と言われ。


暑いから、といったら、クーラーかけるから、と。


2時間、エンジンかけっぱなしのクルマの中で

過ごすという…


ちょっと?と思ったけど、言わなかった。

なんか、スルーしたのだった。


他の共通でない友達に話したら、

顔をしかめて、え、ヤダあんぐりと言われた。

普通の感覚じゃないよ、と。


旦那にも話した。

同じように、顔をしかめた。

そして、痛いな、と。


私も「だよねぇー」と言うと、

(いや、ずっとエンジンとかって、排気ガスすごいし、人の家の駐車場だから、という意味で。)


そうしたら、違う違う、と。

普通は、そうならない。

ちゃんとしてれば、

家で待たせてもらいなさい、と、息子に言えるし、

多分、それが礼儀。


でも、それを言えない親子関係が

痛い、と言われた。


それくらい、腫れ物を触るように。

親子関係が、崩れてしまっていて、

見守る、と言いながら、

本当に最低限必要な事が言えなくなっている関係が

痛い、と言われた。


傷ついている息子。

それをどうにかしようとしてきて、

そばにいて、何もできず、

休養が必要だから、と手が出せない母。


これ以上、なにかしたら、

もっと息子が傷ついてしまうかも、と

恐れもあるのだろう…


私は、そんな彼女の心を

見守るしかないかもしれない。


次にあったときは、

不安や恐れが過ぎ去った彼女の話が聞きたい、というのは、私のエゴだろうか…