たまに重ね煮を習っている。

重ね煮プラス、アレンジ料理を教えてもらえる。


野菜を重ねて無水で煮るだけなのだが。

身体に良いと聞いて、料理は嫌いではないし、

単発的に参加もできるので、

タイミングが合えば参加している。


お料理って、私の場合、

マンネリ化してしまうので、

普段とは違う料理方法が出ると、

なかなか楽しい。

揚げ物とか。

揚げ物なんて、家ではやらないので…


しかも重ね煮は、冷凍ができて

本当に便利である。


もう一つの楽しみは参加者。

毎回と言って良いほど、はじめまして、の

人ばかり。

新たな世界が人を通して広がる機会である。


この前、はじめて会うご婦人がいらした。


マクロビも習ってきて、

いろいろ勉強された方。


自身の身体には、菜食があっている、と

おっしゃる。


ここまでは、聞けた。


ところが、ずっと、自分の食生活が

あっている、という話を延々とする。


男の人は、お肉が好きだから、

主人と息子のために、

週3回だけ、肉か魚を出す、というが。


ご主人と息子はどう思っているのだろうか。


そうなんですか、の相槌を繰り返し、

最終的に、

こういう食生活をしているとね、

本当に全てに感謝する気持ちになるのよ、と。


そうなんでしょう、

ええ、そうなんでしょうね。


私、そういう食生活ではないから、

なんだか、居心地が悪かった。


身体の方が先に反応して、

その場にいると苦しくなり、

途中でトイレに行くふりをして、

席をたった。


もっと褒めてあげれば良かったのだろうか。


遠回しに、私の食生活が1番よくて、

みんなそうせいと言われている気になった。


そのご婦人は糖尿病で病院に通っているそうだ。