ネットってすごいな、とつくづく思う。
どうやって検索して、
いつヒットしたのかも、まったく覚えていないけれど、
NKGに出会い、お話会にも行き、
それから、NKGのブログも読み始めて。
青太智くんを知る。
彼は自己免疫性皮膚疾患を克服した医大生だ。
難病克服CAFEを開き、
全国でお話会をしていた。
食事療法や循環のこと。
FBを見ていると、彼の熱量が伝わる。
でも、なかなか食事療法も
彼のようにはできない、とかも思ったし、
とてもまっすぐで、ストイックに
私にはうつっていて、
「そんな事やっているからダメなんだよ」と言われそうで、
そして、そんな風にはきっとイチミリも思っていないはずなのに、
否定されそうな気がしていて、
お話会には結局行かれなかった。
ところが、FBの投稿で、
彼の純粋さにふれ、
言葉にならなかった。
今月初めに自身の病気が再発した、とはじまる投稿。
先天性疾患と約20年の月日を共にし、ここに来て再会を果たした、と。
全国で難病を克服した、という内容のお話会もして。
その当人が再発・・・
どんなにショックだったことだろう。
周りの目が気になったかもしれない。
でも、彼はすべてをさらけ出し投稿した。
食事療法もして、
丁寧な生活に取り組んで、
いっぱいやれることはやってきたはずなのに・・・再発。
そして、
その苦しみの中から、奥底の心の声を彼は聞いたのだ。
それは、4年前の自分が心の中でまだもがき苦しみ続けているということです。
とあった。
色んな感情で飽和状態の自分自身とは全く向き合えていなかったのです。
と続いていた。
結局僕は治ったという表面上の事実に一人歓喜し、
今こうして種蒔人として活動を全国に展開させてきたわけで、
心がいっぱいいっぱいの本当に救うべき19の僕を置き去りにしてしまったのです。
そして、最後の方に
「寂しい。どうして皆、僕を見捨ててどこかへ行くんだ。
たった一人でいいからずっとそばにいて欲しい。僕の手を離さないで欲しい。
大丈夫だよって声をかけて欲しい。もう一人でこの苦しみを抱え込むのは嫌なんだ」
19の僕が求めていたのは愛情でした。
薄っぺらい愛情ではなく、純粋で切れることない愛情です。
それならば、今の僕が19の僕の最高の主治医になろうと決めました。
この投稿をみて、
私の幼いころの記憶がもどってきた。
私も、寂しかった。怖かった。苦しかった。
喘息で眠れない日々。
呼吸ができなくて、本当に苦しかった。
アトピーで体中かゆくて、
皮膚はぼろぼろで、
自分のことを醜いと思っていた。
中学の思春期のころも、
顔は赤くただれ、ぶつぶつで。
喘息も私を苦しめ続けた。
忘れていた。
苦しかったこと、寂しかったこと。
一人でいたくなかった。
お母さんにずっと背中をさすってほしかった。
そばにいてほしかった。
片時も彼の手を放すことなく、彼を導こうと決めたんです。
なんて決心をしてからは、不思議と急に体が軽くなり
炎症がすっとおさまり
医学的には全く説明がつかないのですが
9割は体が元の状態にまで回復しました。
今、私を愛してくれた母はいない。
そのかわり、
私はここにいる。
それは事実だ。
たいちくんのように、
片時も自分の手を放すことなく、導くことはできるだろうか?
でも、そうしてあげたい。
そうありたい。