排尿障害
予想外に長く厳しい戦いでした。
・・・でした。じゃなくって今もなんですが^^;
予想外と言うのは、私の勉強不足も大きな要因なんです(笑)
手術前に先生から聞いていた話も、どこか他人事だったのかもしれません。
「手術」のテーマの所でも書きましたが、私は排尿訓練が始まってしばらくの間、
暫くの間というのは、正確にいうと、11日間です。
11日間、トイレに行けども行けども一滴も尿が出ませんでした。
お腹を押しても、前かがみになっても、トイレの中を歩き回っても、10分以上粘っても出ませんでした。
もう、ほんと~に予想外!!
尿が全く出なくなって5日目くらいに看護師さんから
「最初からカップを持たなくてもいいですよ。とりあえず、測ることより出す方に集中してみましょうか」
と言われました。
そうです。まずは目指せ一滴なんです。
また、毎回「どの位出ましたか?」「一滴も出ませんでした」の繰り返しが私の精神的苦痛になると察して下さったようで、途中から「どうぞ~、座って下さい♪」と言ってくださる看護師さんが殆どでした。
導尿している間も、いろんなお話をしました。家族の事やTVの事、サッカーの途中経過とか(笑)
お気遣いが有り難いです
T先生の「気を楽に持って」もすごく気が楽になりました。
また、Ka先生は、「腹圧かけてる?」など、出すコツを教えて下さいました。
その時に、私が「膀胱ってどの辺ですか?」と聞くと、Ka先生は「この辺」と言って、ご自分のお腹に手をあてて教えてくださいました。
(・・・Ka先生の膀胱の位置が分りました。レアな個人情報ですね←アホか!)
ところで、男性と女性の膀胱の位置って同じなんでしょうか(笑)
いやぁ、皆さんの温かい言葉がどれだけ励みになった事か。本当に感謝です
9月30日(排尿訓練開始から8日目)
T先生から尿を出し易くする薬があるとのお話を聞きました。
なんですとぉ!そんな素晴らしい薬があるのですか!!って感じだったのですが、薬を飲まないで何とかならないかなぁ~と言う気持ちもありました。
とりあえず、月曜日(10月2日)まで待って、出ていなかったら処方して下さる事になりました。
ところで後になって、「このお薬、神経に働きかけるって事は、いろんな神経が過敏になって傷とか痛むんじゃないの?」などと思ったので、ちょうど回診に来てくださったKa先生にその事を聞くと、「膀胱の神経に効くお薬だから、傷が痛くなったりはしないよ」と教えて下さいました。そりゃそうか(笑)
10月2日(排尿訓練開始から10日目)
期待していた一滴は出ず、お薬「エブランチル」を飲み始めました。
お薬を飲んだからといって、すぐに効果が現れる訳ではなく、徐々に薬が浸透して効いてくるとの事なので、2~3日後に期待!
10月4日(排尿訓練開始から12日目)
この日5回目、夜10時のトイレでついに
何だか出そうな感じがして、慌ててカップを持ったら
一滴!
目指せ一滴!だったけど、本当に一滴(笑)
でも、嬉しくて測定器に必死で入れました。
もちろん、測定不能ですが
足取りも軽く、処置室に入ると看護師さんはいつものように「どうぞ~★」だったんですけどね、聞いていいんですよ、「どうでしたか?」って。
そう、私は出せる女になったんですから!(←完全に舞い上がっているアホ)
「実は!!さっき、一滴出ました!!」と告げると、看護師さんも一緒に喜んで下さいました
その後の導尿では500cc近く残っていましたが・・・^^;
でも、良いのです。一生出ないかも・・・って思った時もあったんですから、一滴でも出たんだからこっちのモンです(笑)
夜で先生方にすぐに報告できないのが残念!!
10月5日(排尿訓練開始から13日目) 奇跡の一滴の次の回:午前2時。
さっきのはまぐれだったかもしれない・・・とおそるおそるトイレに行くと、またもや一滴!
これは、本当に私は出せる女になったに違いない!!
測定不能なのが口惜しい!!
ところが!!午前6時は一滴も出ない!!<(`ロ´;)>
ま、朝は出にくいって言うしね。(無駄な舞い上がり終了)
朝の先生方の回診でもしっかり報告。
T先生もKa先生も喜んで下さいました(多分)
一度出だすと一気に出るようになる事もあるとの事なので、こりゃぁ気合入れて頑張らねば!
と思ったら
その後の午前10時、午後2時、6時、10時と(朝の6時を合わせて)5回連続で一滴も出ない!!
(自称)出せる女、撃沈!
笑いと涙の排尿訓練はまだまだ続くのでした。チーン