私の腫瘍の周りには沢山の血管が出来てしまって、しかもとても脆くてすぐに破けて出血してしまうというやっかいなものでした。
とにかくその出血を少しでも止めなくてはいけないので、子宮の中に止血剤の付いたガーゼを詰め込んでいました。
そのガーゼを、ほぼ毎日交換してもらっていたんですが、これが超スピーディ♪
どうやら、ガーゼを抜くと、すぐに出血しだすので、先生は予め看護師さんに新しいガーゼをすぐ横で用意してもらって、抜いたらすぐに新しいのを突っ込むのです。消毒とかしている暇はありません。というより消毒で刺激を与えたらなおさら出血しちゃうみたいなんで出来なかったようです。
私はそのガーゼを見たことがないので幅がどの位あるのか分からないのですが、先生と看護師さんの会話で、最初は長さは50cm位を詰め込んでいたようです。一番ヒドイ時には70cmって聞こえました。どんだけ入るんだ?(笑)
でも、そのガーゼを入れていても血がタラタラ・・・なんて時もありました。
ある時、ガーゼ交換を終えたばかりで、まだ診察台の上にいる時にタラ~リという感触があって、「げ~!」って思っていたら、看護師さんも慌てて「先生!また出血しています!」って先生を呼んでくれました。
どうにも出血が止まらないので、その時は血管を焼いてもらったんですが、その時の私は、出血して貧血気味だし、抗癌剤で気持ち悪かったりしたので、その僅かに匂う焼くニオイでア~ウト!
「き、きもち悪い・・・吐きそう・・・」とつぶやくと看護師さんがすかさずエチケット袋を持ってきてくれて、間一髪で大変な事態は免れました(笑)
結局、その後診察台から降りることも出来ず、ストレッチャーで病室まで連れて帰ってもらいました。行きは車椅子で帰りはストレッチャーってのが何回かありましたね~。
ところで、私を診察台からストレッチャーに移動する時、数人の看護師さんが手伝いに来てくれて持ち上げてくれたんですけどね、へろへろのゲロゲロのクセに「重くてすいません・・・」とか小声で言ってた気がします(笑)
他にも夜中に咳をしたら、ドバーっと出血して当直の先生に病室のベッド(動かすと余計出血するので)で処置をしてもらったりとかしました。
ほんと、お騒がせですんません^^;
この出血は、抗癌剤の効果が出て腫瘍が小さくなったら随分と減ったのですが、結局手術当日まで私のおなかにはガーゼが入っていました。ガーゼさん、有り難う