世界宗教と民族宗教 | 気になるレベルアップ情報

気になるレベルアップ情報

このブログは、近々の気になる情報を、誰でも分かりやすく理解できるようにまとめたものです。テ-マは政治・経済や文化的なもの等を記載してます。

世界宗教と民族宗教

 

人類が信仰する宗教はさまざまなものがある。国家や民族を超えて信仰されているものを世界宗教と呼んでいる。キリスト教、イスラム教、仏教の3つが該当する。これに対してユダヤ人のみが信仰するユダヤ教、日本人のみが信仰する神道を民族宗教と呼んでいる。いっぽう、キリスト教にはカトリック教やプロテスタント、東方正教会などの宗派がある。イスラム教もスンニ派やシ-ア派のように複数の宗派がある。

 

世界宗教の中では、キリスト教信者は22億8062万人(33.1%)でもっとも多く、ついでイスラム教(22.4%)の15億5319万人、仏教の4億6263万人(6.6%)となっている。ヒンズ-教は、世界宗教ではなく民族宗教であるが、9億4287万人(13.6%)を占めている。イスラム教は、圧倒的にスンニ-派が多く、18.9%を占めている。キリスト教はカトリック教が16.7%でプロテスタントが6.1%ついで東方正教会が3.9%を占めている。

 

精神的な支柱を考察すると、カトリック教はロ-マ教皇を頂点とした教会組織でイエスを開祖としている。プロテスタントは16世紀のルタ-等に宗教改革で生まれたもので、聖書を中心とし個人の内面的な信仰を重視している。東方正教会はギリシア正教やロシア正教等、民族ごとに独立した教会組織で神父や牧師を聖職者としている。イスラム教のスンニ派はコ-ランとムハンマドの時代から慣行されている信仰を中心に置く宗派である。シ-ア派では、ムハンマドの後継者をアリ-とその子孫であると主張する。ヒンズ-教はインドやネパ-ルで多く、バラモン教に多数の民族宗教が加わって成立した宗教であり、生活や習俗に深く浸透している。

バラモン教は、仏教が成立する以前から古代インドにあった宗教で、そのバラモン教から発展したものが現在のヒンズ-教であり、インドの最大宗教となっている。モルモン教は、1830年にアメリカ合衆国でジョセフ・スミス・ジュニアによって創始された。その呼称は教典のひとつである厳格なモルモン書に由来する。

 

宗教学上はキリスト教の新宗教に分類されている。三大異端宗教として、エホバの証人、世界平和統一家庭連合(旧略称:統一教会)、モルモン教(末日聖徒イエス・キリスト教会)を、伝統的な立場を取るカトリック・プロテスタント・正教会は公式サイトで表明している。芸能人の斉藤由貴氏は、モルモン教徒だった父親の影響で自身もモルモン教徒であり、1993年9月に、モルモン教徒の友人から、アメリカの大学に留学中に1歳年上の男性でモルモン教徒の小井延安氏を紹介されて、1994年の12月19日に挙式している。ここでは斉藤由貴氏のW不倫については述べない。