「空手道一路」から-26このお言葉の中には、思い当ることがいくつもある。またこんなこともよく口にされた。「空手を学んだ人の手足は剣と思え、触れれば斬れるぞ」たしかに先生の空手を拝見すると、「手足は剣なり」の感を深くする。かつてある人が、「一本拳というものはどんな風に使うものでしょうか」と訊いたところが、先生は軽く立ち上がって、