今回は

黄道十二星座とギリシャ神話(4) :巨蟹宮:かに座:Cancer (6/22-7/21)

です。

 

シンボルマーク:

(出典:イラスト素材:星座記号 セット

 

きれいな星座絵の例としては


      かに座『ウラニアの鏡』1824年

 

1) 星座の特徴

(出典:コトバンク:ふたご座

(出典:プラネタリウムソフト:Stellarium

 

「かに座」は四角形に並んだ星が目印で、カニの甲羅にあたります。

この四角形から手足が伸びているます。

暗い星ばかりなので、見つけにくいかもしれませんが、
双眼鏡を使うと、この四角形の中にたくさん星が集まっているようすが見えます。

この星の集まりが、「プレセペ星団」で、春の星空の中で見どころのひとつです。


(出典:双眼鏡で楽しむ星空:プレセペ星団(M44)

 

また、「かに座」 の学名は,‘Cancer’といこ言いますが、

 

 

‘Cancer’をふつうに辞書で引けば,「ガン」 となります。

なぜ、「かに座」が「がん:Cancer」になったかと言えば、

「乳ガン」 が見つかった時,その形状が 「カニ」 に似ていたためだそうです。

 

 

2) ギリシャ神話

ギリシア神話の英雄ヘルクレスは、

あやまって家族を殺した罪を償うために12の冒険をしましたが、

その2番目の冒険がアミモーネの沼に住む大蛇ヒドラ(うみへび座)退治でした。

ヘルクレスとヒドラが死闘を繰り広げているとき、

日ごろからヘルクレスを嫌っていた女神ヘラは、

ヒドラを応援するために巨大な怪物蟹を差し向けました。

けれど蟹はあっというまにヘルクレスに踏みつぶされてぺ

しゃんこになってしまいます。

たいした活躍はできませんでしたが、

とにかくがんばったということで、ヘーラによって星座に

上げられたのがこのかに座だといわれています。

(出典:かに座:佐久市