今回は

黄道十二星座とギリシャ神話(3) :双児宮:ふたご座:Gemini (5/21-6/21)

です。

 

シンボルマーク:

(出典:イラスト素材:星座記号 セット

 

きれいな星座絵の例としては


      ふたご座『ウラニアの鏡』1824年

 

1) 星座の特徴

(出典:コトバンク:ふたご座

(出典:プラネタリウムソフト:Stellarium

 

ふたご座は、二人の男の子が並んだ姿を表した星座です。

見つけ方は、冬の大三角の東、おうし座のツノの先を見ていくと

2つの明るい星が仲良くならんだ細長い六角形が見つかります。

二人の頭の部分にあたる星が、カストルとポルックスです。

 

2) ギリシャ神話

星占いでもおなじみのふたご座。

実際の空でも、カストル・ポルックスという二つの星が仲良く並び、

名前どおりの姿を見せてくれます。

この双子は、白鳥に化けた大神ゼウス(はくちょう座)とスパルタ国の王妃レダとの

間に生まれた兄弟で、兄はカストル、弟はポルックスといいます。

カストルは拳闘(ボクシング)、ポルックスは乗馬の名人で、

いつも二人一緒に行動し、アルゴ船の大冒険を始め、

ギリシア神話のさまざまな物語で大活躍します。

二人の最後の冒険はアルカディアに牛の群れを盗みに行くというものでしたが、

同行したいとこのイーダス・リュンケウスと仲間割れを起こし、

カストルはリュンケウスに弓矢で射殺されてしまいます。

怒ったポルックスはリュンケウスを殺して仇を討ちますが、

死んだ兄はもう帰ってきません。

ひどく悲しんだポルックスは、大神ゼウスに生まれつき不死身だった自分の身体を

返上し、兄とともに天に上げてもらって、このふたご座になったといわれています。

(出典:ふたご座:佐久市