小松左京さんのオリジナルの
「日本沈没」
も当時読みましたし、「TBS ドラマ:日本沈没~希望の人~」
少し、精神的な落ち込みで、何もする気が出ず、
週末に見てしまいました。
ただ、前職で、
「災害予知(地震予知)ができたら、国民に知らせて、非難させるべきか?」
という課題に対して、国を巻き込んで、広く議論したことがあり、
「日本沈没~希望の人~」でも、この点が気になって、
ドラマとして、見ることができませんでした。
(注)少し昔になりますが、中国では、「地震予知」に従って
住民を避難させたことがあり、実際に地震が発生しなかった
ということがあったように記憶しています。
大体、通常、災害は・・・
予知できないもので、突然やってくるものなので、
予知できて、災害前に、非難でき、被害を最小に留められるのが
理想だとは思いますが・・・・
「もし、避難して、災害が来ない場合の損害はどうするのか?」
ということもあり、「災害が予知できるとしても、避難させ、
損害を最小にする」ということは、現実的には、「不可能」だと
今でも、思っています。
このドラマでは、
「信じられるリーダはいるのか?」
という副題がありますが・・・
リーダーの評価基準として、
「国民に寄り添う?」、「経済他に重きを置く」
などを挙げていますが・・・・
「国民に寄り添う?」
=>どんな情報でも、隠さず、即時に国民に知らせるのが
よいリーダーだとしているのは、とても違和感を感じました。
上記で、よいとすれば、リーダーは広報すれば、よく、
あとは、個人が責任を取れ!と言っていることになり、
無責任すぎまいか?と疑問を感じました。
蛇足ですが・・・
実は、このドラマで描かれた「(理系の)学教授」の姿は
どこか「社会にうまくなじめない」大学教授の姿が
結構、正確に描かれていて、思わず、笑ってしまいました。