すでに、「沈黙の艦隊」については

以下の記事で書きましたが・・・

今回は、Amazon Prime実写版(エピソード1-8)(以下参照)

について書きます。

 
 
 
 

 

実写化した「沈黙の艦隊」は、

もちろん、「戦闘シーン」などの描写がすごいのは

多くの記事ですでに出ていますので、

ここでは、あえて省きます。

 

僕が感動したのは、

よくある「アニメのイメージと実写の相違」

このドラマではよいほうになった

事についてです。

 

アニメで、印象に刻まれた各キャラクターのイメージが

「実写の俳優」と相違することで、ドラマに没入できない

ことがよくあります。

 

このドラマも僕には「アニメの登場人物」と「実写の俳優」に

かなりの相違がありました。

 

それでも、

「実写の俳優」が作り出した各キャラクタの醸し出す雰囲気は

「アニメとの相違」を超えて、僕は「没入」できました。

 

例えば・・・・

「大沢たかおさんが演じた海江田はアニメの海江田とは違いました」

でも、実際の俳優だからこそ、

「醸し出される雰囲気の中に、腹黒さや裏があるかも?」といった

言外の雰囲気があり、魅力がありました。

また、

「アニメの竹上首相より笹野高史さんが演じた竹上首相のほうが

能力不足な日本の総理」をうまく表現しており、これまでにない

窮地に立って、「成長していき、自分の信念を示していく首相」

示せていたと僕は思いました。

 

他の俳優さんもとても素敵な演技をされていたと思います。

 

もちろん、以前の記事(沈黙の艦隊~アメリカの正義~)で書いた

大国(アメリカ)の「正義に名を借りたエゴ」も

うまく表現されていたと思いました。

 

本当に、「核兵器をもった原子力潜水艦」が

「アメリカの軍隊」をこの物語のように、「撃破」しても

この物語のようにはならないとは思いますが・・・・

 

それでも、

ウクライナ・ロシアの戦争や

イスラエル・パレスチナ紛争で、

僕らが無力感を持って見ているしかない

「大国の正義に名を借りたエゴ」

は、これまで何度も見せ浸かられたのと同じように、

見せつけられるだろうこと

だけは言えるとは思います。

 

日本は、「第2次大戦での敗戦」によって、

「大国の正義に名を借りたエゴ」

を世界に示す必要がなく、ある意味幸せな地位になった

とは思いますが・・・・

 

トランプ前アメリカ大統領が最近発言しているように、

「大国の正義に名を借りたエゴ」の本音として、

アメリカにとって、日本よりはるかに親近感があるはずの

欧州(NATO)でさえ、アメリカは守ると確約しない時代になった

(実は昔から、そうだったのを、正直に述べただけかも知れませんが)

ということだけは確かなんだ

と思っているます。

 

この現実をかみしめながら、

安全保障を考えないといけない時代だと

「寂寥感」を感じながらも、

「どうして、アメリカは他国を守らないといけないんだ?」

ということも、冷徹に考えないといけない時代であり、

もう、

「ヒロイズムに頼ったアメリカという世界警察は存在しない」

世界に生きていることだけは事実なんだと・・・・