海洋波(1)~海洋波の概要:表面張力波~潮流まで~
では、海洋波の概要を周波数 .VS.エネルギーの図を
もとに、書きましたが・・・
今回は
「潮の満ち引き(潮汐)の原因=潮汐力」
について書きます。
しかし、「潮の満ち引き(潮汐)の原因=潮汐力」は
なかなか、簡単には書けない課題です。
その理由は、以下のPDFに詳細に記載されています。
これを見た後、書くのは結構勇気がいりますが・・・
上記の「きちんと理解するのは意外に難しい潮汐力」
から引用して、まとめますと・・・
潮汐についての観察事実
1) 1日に2度、満潮と干潮がある。
満潮と干潮の間は6時間。
2) 14~15日の周期で干満の差が最大になる。
3) だいたい満月と新月の日に干満の差が最大になる。
潮汐の原因である潮汐力についていうと
誤った解説:「潮汐力を遠心力で説明してはいけない」
完全ではないが、正しくは:月が地球に及ぼす引力と、
地球が月と地球の共通の重心の周りを公転することで生じる慣性力
潮汐力
(出典:きちんと理解するのは意外に難しい潮汐力)
(注)より詳細を知りたい方は、
上記の「きちんと理解するのは意外に難しい潮汐力」
でも引用している以下をご覧ください。
さらに、上記の指摘を受けて気象庁もその表現を修正している。
「潮汐が起こる主な原因は、月が地球に及ぼす引力と、
地球が月と地球の共通の重心の周りを公転することで生じる慣性力※
を合わせた「起潮力」です。
地球と太陽との間でも、同じ理由でやや小さい起潮力が生じます。
※ 当ページでは従来これを「遠心力」と表記しておりましたが、
正確な表現とするため「慣性力」にあらためました。」
そこで、改めて、潮汐の原因である潮汐力について考えると・・
潮汐に影響する要因が多数ある:
• 太陽の影響
• 地球の自転によるコリオリ力
• 海底の形、海岸線の形、海流、海水の鉛直方向の運動
• 月の公転面と地球の自転軸との傾き、楕円軌道
• 風、波浪、大気圧の変化、海水密度の非一様性・・・など
最終的には
上記の「きちんと理解するのは意外に難しい潮汐力」で示された
潮汐力は以下のようになっているとしています。
潮汐(潮位分布)と潮汐力
(出典:きちんと理解するのは意外に難しい潮汐力)