昔は海外に行くとつい、その国のお金をお土産代わり持って帰ったもんです。

お札のデザインやコインのカタチなど、日本とは全く違うため、記念にとっておきたくなります。

 

しかし、今は、帰国前に全て使い切ります。

今回の旅行でもワイフが見事に全て使い切りました。

記念のお土産はありませんでした。

 

出国前、空港で円をどの程度両替するか毎回悩みます。

どれくらい現金を持っていくか、どれだけあれば足りるのか。

ワイフが独身の頃、1人で海外に行くとき使っていたのが、「トラベラーズチェック」

現金以外にこれが必需品、さて、現代の人でこの名前を聞いてピンと来る人がどれほどいるでしょうか。

小切手を切るのもなかなか面白そうです。

 

昔と比べて今は支払いの方法が大きく変化したため、持っていく金額はずいぶん減りました。

17年前ワイフに連れられ初めて海外に行った時はあらかじめ両替していた分が途中で足りなくなり現地で追加したのを覚えています。

結局トータルで10万円近く両替したかもしれません。

ちなみに今回は2万円でした。

それで十分でした。

 

今回の旅行でどうしても現金払いだったのは、バス料金のみ、ただしそれも使用回数が多い場合はチャージの出来るカードがあるので、何度も利用するならそのカードで支払うのがお得だそうです。

その他の支払いは全てカードOK、今はそういう時代なんですねぇ。

私の知らない間に携帯でも支払いができる時代になっていました。

 

海外に行きその国のお金を見ると必ず同じ感想を持ちます。

なんだかおもちゃみたい、そしてどの国もお金が、「汚い」

特にお札のヨレヨレ感やシワシワ感はまず日本では見ないレベルです。

どこの国だったがこれ本当に使えるのかと疑うほどのボロボロなお札もありました。

それもお国柄なんでしょうか。

いわゆる日本で言う「ピン札」折り目の付いていない、ピシッとしたお札を海外で見たことがありません。

コインも同じで、ピカピカと光り輝くようなきれいなものは見た記憶がありません。

まあ、それでも流通しているのだから大丈夫なのでしょう。

 

支払い方法の進化については、確かに海外旅行ではありがたい部分を多く感じました。

空港、タクシー、ショップやカフェ、行く先々で簡単に支払いができます。

お釣りの心配もいりません。

昔みたいに、大きな財布を腹巻に隠して持ち歩くこともなくなりました。

ただ、テクノロジーの進歩は新たな危うさも生み出します。

 

便利になることに慣れると、気づかないうちに大きなデメリットを抱える、ただ、そのことに危機感を覚える人間は想像以上に少ない。

海外に行くと、日本では味わえないことを山ほど味わえます。

そういう意味でも、私にとって海外旅行は、楽しみの多い旅行です。

景色や食べ物以外にも、海外旅行には、たくさんのお土産が用意されています。