スケートリンク貸し切り氷上テスト | 下町ボブスレーオフィシャルブログ

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下町ボブスレーは大田区の中小零細町工場が中心となり、世界の舞台で戦える国産マシンの開発をしようというモノづくりプロジェクトです。

下町ボブスレーではランナーと呼ばれる

"スケートのブレードにあたる部分"のセッティングや形状を色々試して

データや情報を集めたいという思いがありました。
※ランナー部分はタイムに影響大


冬のシーズン到来前に試したいことが山ほどあるという事で

協力してくれるスケートリンク場を探していた所 (知り合いの紹介で)

我々の趣旨に賛同していただけるスケートリンク場がありました。





なんとそのスケートリンクは

現在元あった場所を新規リニューアル工事中のため

高校の体育館を張ってあり

スケートリンク特有の静寂が体育館内にあるという

まさに異次元空間です。

それもJR関内駅前の好立地!!




テスト当日は貸し切りなので

7月の日曜日

夜の誰もいない学校の一角にある体育館にて

夜21時から深夜にかけて行われました。

怖い幽霊とかでてきませんようにと願いながら・・・(笑)





(株)マテリアル様のトラックで搬入。




氷がやけどしないように搬入は

すばやく協力して行います。



ランナーを取り付けるにはボブスレーを横向きにします。




ダミーのプラスチック製からホンモノのランナーをセッティング。



ランナーの温度を照射して測定。

冷やしておいたものの、ちょっと高め。

この後だんだん冷えてきました。




今回は初めてスケートリンクでのテストにチャレンジ。

細貝ゼネラルマネジャーがボブスレーを人力でプッシュ。

一定の強さでボブスレーを押す方法を考えるのは今後の課題となりました。




この体育館の中に氷が張ってあり

しかもボブスレーが滑っているという光景。

不思議な感じです(笑)




光電管をセッテングしてから様々なテストを行いました。




山の上から下まで坂道を高速で下るボブスレーと

平面を滑るボブスレー。

条件は異なりますが

氷上という点では同じ。




人が押して推進力をつけると
重いソリがスゥーっと滑ります。




ボブスレー製作で溶接をした職人の師岡さんが見学に来てくれたので

テストに協力してもらいました。




細貝GMはプッシュを2時間がんばりました。



下町ボブスレーは初物づくしですが

今回のスケートリンク氷上テストを実行できたことで

ランナー周りのノウハウが積み重なりました。





即座に出てくる光電管データをみながら

検証を繰り返します。




スケートリンク貸し切りに全面バックアップとご協力いただいた

(公財)横浜市体育協会神奈川スケートリンク様ありがとうございました。

夜遅くまで1号機と下町ボブスレーメンバーおつかれさまでした!




神奈川スケートリンクホームページ
http://www.kanagawaskaterink.com/index.php

ぜひ遊びにいってみてください。

Photo by yoshimitu