こんにちは🎵
お心と向きあいよりそう岡崎市納棺師、したくや縁です![]()
「残していけないのは後悔
残してさしあげるのは思い出」
ご家族さまに安心と喜びを感じていただけるように
全力で努めています。
【おしたく日記】
本日もエピソードを綴ります![]()
80代後半の男性のおしたくでした。
喪主さまと妹さんのお立合いでした。
お召し替えにスーツをご用意されていました。
ササッと処置を済ませてお声がけ
「よろしかったらお着替え、一緒になさいませんか?
直接、手をかけて差し上げられる
最後のお世話になりますので」
おふたりともニコニコとされながら
「じゃあ、おやじさん、着替えるかね~」
よく見るとモーニングコートでした。
「私、スーツはよくお着せするんですが
モーニングは初めてです
」
「私たちの思い出といえばこれなのよ
もうずっとしまわれたままだったけどね」
遺影のお写真に目をやると
まさにそのモーニング![]()
そして胸には勲章が![]()
平成の時に受章されたそうです![]()
名誉の時をともにしたお洋服で
みなさんに最後のお別れをされるのね![]()
「さすがにネクタイはお祝い用はやめて
別のを選んだけどね」
お召し替えをされたお姿はどこか凛々しく![]()
この後、おしたくが整ったらお棺にご移動になること
お手を握って差し上げられる最後の機会であること
お伝えしましたら
「なら、母を呼んできます」
あら?お母さまおみえだったのね![]()
お母さまは少し離れたところで椅子に座って
「よろしかったらもっとお近くへどうぞ![]()
お側でないと触れられませんよ」
お側にみえて手を握りながら
いろいろ私に話しかけてくださり
でも何度も何度も同じお話だったので
「おふくろさん、もうわかったで![]()
もうそのくらいでいいよね
」
喪主さまは私に気を遣ってくださったけど
でも奥さまは晴れない淋し気なお顔で![]()
「全然大丈夫ですよ![]()
もっとお聞かせして
」
「この人ね、校長先生だったのよ
」
なるほど![]()
だからモーニングなのね、納得![]()
「勲章いただいたのよ![]()
皇居に行ってね![]()
天皇陛下にお会いしてね![]()
東京観光してね![]()
この人は私の自慢なの
」
それはそれは
本当に嬉しそうに何度もお話くださり
そして、ご納棺の時には
「これも一緒にいれてくれる?」
紙の束を渡され
「この人からもらった手紙なの![]()
恋文ってやつよ
」
「なら、受け取った方が入れなくちゃ
」
年季の入ったお手紙
切手も昭和感満載
宛名はおくさまの旧姓
おふたりの長い歴史の始まり![]()
思い出の手紙を一通ずつお棺へ
「お父さん、ありがとね![]()
お父さんがいてくれてよかったよ
」
どれだけ愛し愛されたか![]()
![]()
喪主さまにも妹さんにも
優しい涙が流れていました
お心と向きあいよりそう納棺師 したくや縁
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