こんにちは🎵
お心と向きあいよりそう岡崎市納棺師、したくや縁です![]()
「残していけないのは後悔
残してさしあげるのは思い出」
ご家族さまにご安心、ご納得いただけるように
全力で取り組んでいます。
【おしたく日記】
本日もエピソードを綴ります![]()
90代のおじいちゃんのおしたくでした。
お葬儀屋さんからの情報
セニアカーで出かけて行方不明に
二日後に用水で発見され警察へ
納体袋で棺に入り、家に戻られ
引き上げの時についた傷から出血している
なかなかの状態が予想されました![]()
ご自宅にお伺いすると大きなお屋敷で
喪主さまと妹さん(娘さん)がお見えになり
三人でお棺から袋を出し
袋を開けると頭部に血だまりが
お顔も左半分赤黒く変色され
両手はふにゃふにゃにふやけていて
腐敗の臭いもかなりあり
でも、今は思っていたよりも大丈夫そう![]()
おふたりとも不安でいっぱいの表情![]()
「出かけるんだけど
帰り道がわからなくなっちゃうの![]()
前にも何度か怪しい時があってね」
不安要素があったのね![]()
喪主さまはそこまでで電話対応に追われ
(お屋敷のご様子から関係各所多そうで)
娘さんがお側にみえてお手伝いを![]()
袋を外す前に血だまりを拭いたり
紙パンツをはかせたり
二人で力を合わせて袋をはいで
お背中の汚れをタオルで拭き
「私、もっと触れないかと思ってたけど
思ってたよりも大丈夫みたい」
頼もしい助っ人さん![]()
白装束をお着せし
何とかそこまでは整いました![]()
私はホントに助かりました![]()
その最中、娘さんのお話をお聞きし
先にシニアカーが発見され
近辺を探しても探しても見つからず
「苦しんでいないか?
それがずっと気になって…
でも許してくれるよね![]()
最後に娘に世話されたんだもんね」
「喜ばれてるに決まってます![]()
娘さんのお気持ち届いてますよ
」
ちょうどその時連絡が入り
どうやら行方不明になられてすぐに
お亡くなりになられたことがわかり
「そんなに苦しんでなかったみたい
まだよかった」と
その後はお顔のお手入れを
私の作業を興味津々でご覧になられ
都度、「そうやるんだ~」と![]()
左半分の赤黒い部分を
右のお色直しに近づけ
頬とお口まわりを含み綿で整え
お口を閉じて
整ったお姿をご覧になられ
「穏やかになった![]()
痛々しそうなのがなくなった
」
さあ、喪主さまにも見ていただいて
ご納棺の準備を、というところで
喪主さまがお出かけになられていたことが発覚![]()
しばらくの間、お待ちすることに
その感、娘さんとふたりでお話を
「すっごい頑固な人でね~
絶対に自分を曲げない人だったの」
昭和の典型的な頑固おやじ
昭和一ケタ生まれだもの
「でもね、嫌いじゃないのよ
たくさん苦労もあってね…」
わかりますとも![]()
最後に何かしてあげたい、という
お気持ちあってのお手伝いですもの![]()
娘さん、半年ほど前に大きな手術をされ
「言ってもわからないだろうから
話してないの、今さらいいかな」
言葉に出るということは
いいかな、ではないよね![]()
「お耳が出ているうちに
お伝えされたらいかがですか?
きっとこの先見守って
味方になってくださいますよ
」
ハッとした表情をされ
「お父さん、私、手術したの
でも、もう大丈夫だからね
これからは見守っていてね
」
待ち時間をロスタイムでなくて
気持ちの整理の大切な時間に![]()
そうこうしているうちに
喪主さまがお戻りになられ
お顔をご覧いただき
「これならみんなに会わせられるな」
その後、無事にご納棺を終え
今後、起こり得る変化をご説明し
ご納得いただきました![]()
![]()
腐敗は止められない
明日のお通夜までには
今より顔色が黒ずんでくるだろう
今がベスト![]()
この今を今後思い出してほしい![]()
娘さんはこの先ずっと
今日のおしたくを忘れないと思う
何より
何もしてあげられなかった、を
最後、お世話した、に変えられたことで
後悔がひとつ減ったかな![]()
翌日、お通夜前、ホールにご移動後
娘さんからメッセージいただき
やはりお顔色の変化と腐敗の影響があり
(お葬儀屋さんも想定内の変化かと)
でも
「表情は穏やかです、ご安心ください」と
優しい言葉に救われました![]()
私はこうやって書くことが
お弔いになるのだと思っている![]()
私の使命はここにある![]()
お心と向きあいよりそう納棺師 したくや縁
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#最後の思い出作り #おしたく日記
