いっぷくの消防訓練2023・秋 | ~ファインダー越しの365日~

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新潟県三条市で運営を行っている社会福祉法人しただの事業所での日常や働く職員の声をお届けするブログです

特別養護老人ホームいっぷく、ケアハウスいっぷくで

火災を想定した訓練を行いました。

 

高齢者施設では年2回の消防訓練が義務付けられています。

そして、そのうちの1回は夜間想定をしたもの。

 

今回の訓練、その夜間想定です。

 

【深夜、特別養護老人ホームいっぷく2階の

入居されているお部屋から出火した】

・・・という絶対にあってほしくない想定。

 

館内に響く非常ベル。3階から職員が出火場所に向かいます。

 

その頃、1階の事務室では…

ケアハウスいっぷくの宿直職員も出火場所へ向かいます。

 

消火器での消火では追い付かず、

屋内消火栓での消火を試みます。

 

しかし、火の勢いは屋内消火栓でも消火できず。

消火を断念し、即座に役割を決め避難場所を共有後、

避難行動へと切り替えます。

 

通報の様子。各所に応援要請を行います。

 

早速、グループ施設からの応援が到着したようです。

 

勤務外の職員も続々と駆け付け、応援に入ります。

 

火災発生フロアでは、まずはお部屋からホールまで避難。

 

その後、連絡通路から施設外へ避難する段取りのようです。

 

今回、リーダー役の職員。

「忘れたこともあり、反省しています(本人談)」

秒で判断が迫られる緊急事態、的確な指示を出せるかどうかで

対応が変わってしまうのは言うまでもありません。

 

訓練前は「走れるかしら…」と不安を吐露していた事務長も

走ります!!

 

緊急時とは言え、ベッドから車いすへの移動。

これも容易ではありません。

 

続々と、避難場所へ。

 

ケアハウスいっぷくも順調に避難が完了していたようです。

 

全入居者の避難完了まで、もう間もなくですが

同時に避難場所が混みあってしまうことは課題です。

 

施設長に避難完了の報告の様子です。

 

避難訓練終了後には、消火訓練を行い、

改めて消火器の使用方法を消防署の皆様から

ご指導をいただきました。

 

使い方はもちろん、火災であることを周知することから。

 

施設の中は日中でも照明をOFFにすると、この暗さになります。

日頃の訓練・備えの必要性が、わかります。

 

災害も感染症同様、初動対応でその後の対応が大きく変わる他、

いつ・どこで・発生するのかは誰にもわかりません。

 

今回の訓練での反省を活かし万が一に備え、

慌てず落ち着いて行動できるように訓練に励みます。