こんくえ、したらばです。

今回は友人の高校にいたとんでもない奴らのお話しをお伝えします。実在しているのでちょっとぼかします。

友人の高校にいた「指導組」と呼ばれていた人たちは、窓ガラスを割ったりプール開きの日に全裸になってプールに飛び込んだらして生徒指導をしょっちゅう受けている人たちのことです。今回はその指導組が退学リーチをかけられた時のお話です。

ある日そこそこ嫌われている世界史の先生がロゼッタストーンの文鎮を持ってきました。それをみんなに回して勉強兼自慢をしていたそうです。

しかし授業が終わるとその文鎮を置き忘れていることに組員は気づきました。どのぐらい硬いか確かめようと机に叩きつけてみるとびくともしませんでした。頭に来た組員たちは、ありとあらゆる手を使って文鎮をメッタメタにしてしまいました。そして気づきました。「これ、どうする?」と。

とりあえずロッカーに隠して次の世界史の授業を迎えました。先生はもちろん「前回このクラスで授業をしてから先生の文鎮が見当たりません。どなたか知っていますか?」と言いました。「メッタメタにしてしまいました。」とは口が裂けても言えないので黙っていると「あの文鎮は先生のことを慕ってくれていた教え子がヨーロッパ旅行のお土産としてくれた大切なものなんです」。と言いました。なおさら言い出せる状況ではないので黙っていると先生がロッカーを調べ始めました。そして組員のロッカーからメッタメタになった文鎮が出てくると先生は「あぁ…」と声にならない声をあげて膝から崩れ落ちました。その後生徒指導が行われて、停学と退学リーチが告げられました。

みなさんも文鎮をメタメタにしないように気をつけましょう。