2人が島を出た数日後。
特攻機が黒島の上空に、
手を伸ばせば届くんじゃないかというくらいの超低空飛行で侵入。
特攻機は包みを投下して、南の空へ消えていきました。
その包みには『柴田少尉殿』と書かれていました。
中には「火傷の薬」「軍医の処方箋」「キャラメル」
「チョコレート」「恩賜のたばこ」「現金200円」が入っていました。
現金200円は当時の月給2ヶ月分にあたります。
島民の誰もが『安部少尉だ!』と思いました。
その薬のおかげで柴田少尉は奇跡的に回復しました。
しかし、その薬を落としたた安部少尉は、
その日そのまま沖縄に向かい還らぬ人になったのです。
