今日は、刺繍をキレイに見せるコツのお話です
こちらはとっても簡単な「お花」の刺繍
大部分がレゼーデージーステッチ(チェーンステッチひとつ)です
お花の真ん中はフレンチナッツステッチ、茎はアウトラインステッチです。
かわいいお花はさておき、今日のポイントは「葉っぱ」です。
葉っぱがうまくできてないと、全体が残念な感じになってしまうんですよ。
こちらの写真を見てください。
とある刺繍の「葉っぱ」の部分です。
何となく雑な感じがする原因は、葉っぱの手前がきちんと閉じていないものがあるからですね。
『チェーンステッチのやり方』では、チェーンを作る時に「最初の針穴の1㎜右側に入れる」と説明していますが、どんどん長くのびるチェーンと一枚の葉っぱでは少し「見せ方」を変えた方がいいですね。
まず、葉っぱの根元の位置から針を出して糸を抜いたら、
こんな風に、同じ針穴に針を入れましょう
あとはいつもどおりです。
手前の端っこがきちんと閉じていると、「葉っぱ」の形に見えるでしょ。
『閉じるところはきちんと閉じる!』
こうやって4枚刺すともう立派な「葉っぱ」です。
内側にもう一度同じステッチを入れると花びらの部分と統一感が出せます。
ちょっとした「見せ方」のコツを覚えるだけで、あなたの刺繍が確実にワンランクアップしますよ
刺繍作家・刺繍講師
ミハル