ひねるお灸を始めた原点 | さする鍼とホンワカお灸 紫粋はりきゅう

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鍼灸の資格を取得してから大分経ちますが…

やっぱりお灸は自分の手で艾をひねって据えるのが一番良いなと、ここ数年改めてひしひしと感じています。

 

 

勉強の一環で私自身の体のメンテナンスを兼ねて、他の鍼灸師の元へ施術を受けに行ったりした時期がありました。

 

その中で、腰背部の広範囲や下肢へ紫雲膏を付け、手で一つずつひねった艾を乗せて知熱灸をする方に出会いました。

(医道の日本より抜粋)

 

圧巻の技術に衝撃を受けたと共に、リズミカルに施灸されているのがなんとも心地よかったのです。

 

なにより、ここまでお灸をしてもらえることにとても満足感があり、効果の実感が一番残りました。

 

これまで働いていた治療院や自宅で開業をしたばかりの頃は、施術をするときに使用していたお灸は台座が付いたものを使っていましたが、きゅう師になったのだから、手でひとつずつひねったお灸の技術を使わないのはもったいないと意識を変えました。

 

この方に近い施術の形を作って、私もお灸をしていこうと決めたきっかけとなりました。

 

まだまだこの方のようなスピード感を出すことはできていませんが、私なりのリズムをつくって気持ちを込めてお灸を据えています。