修行日記 -56ページ目

戦闘日記【5】

久しぶりに続き。


「会社で協力が得られなかったら、Nちゃんは会社辞めて社会復帰できなくなるかもしれないんだから」

っていう、ブッキー先生の話。


そんなこと言われたら協力しないわけにはいかない。

でも、怖い。


「協力したいけど、私は自分の仕事をしているから、注意が行き届かないかも知れない」

「責任が取れない」



でもブッキー先生は、


「会社で何かあっても、責任は自分が取るから」




って言い出した。



は?!


と思った。




「責任取るってどうやって取るんですか?」私は頭にキて聞いた。


そしたらさ。

びっくりしたことに、



「自分がお仕事辞めてでも、彼女の完治まで面倒を見るので」




と言い出した。



お医者さんってこんなもの????

感情入りすぎじゃないのか?!





正直、びっくりして、あきれた。




ブッキー先生は、Nちゃんのことが好きだったのかもね。と。うーん。

(これが後々色々あるんだけど)



お医者さんだって人間だから、患者さんのこと好きになっちゃうこともあるんだろうなぁ。

どうでしょう。

私は分かりませんけども・・・・・。




私は正直、自分が「自分が仕事をしながら、Nちゃんの体調管理をすることは出来ないです」と言えなかった。

Nちゃんは、仕事中意識を失いそうになったり、すっごい体調悪くなって仕事が出来なくなったり、

倒れたり、心臓が痛かったり、精神的に不安定になったりを繰り返してた。


でも、私が出来ませんって言ったら、Nちゃんは会社を辞めて自宅療養とか入院。

そしたら、病気に負けたことになり、体は治ったとしても、社会復帰が難しくなってしまうのだと。


難しいことは分からん。私は何の勉強もしてないので。

きっとそういう病気なんだろうな。心が大きく関わるような。





ということで、私はブッキー先生の熱意と、自分が悪者になるかも知れない恐怖(Nちゃんの人生を左右するかも

しれない恐怖)という、ちょっと曖昧な気持ちで、


会社でのNちゃんのサポートと、具合が悪い時にブッキー先生へ連絡を入れるという係りを引き受けた。




会社にはナイショ。

私がブッキー先生と連絡取っているのも、Nちゃんにもナイショ。



風邪ひきますたん

私の体はとっても丈夫。


風邪とかほっとんど引かない。



でも、やられました。

キました。



久しぶりに病院行ったら、インフルエンザの検査をやられた(涙)



「そ、そんな棒、そんな方向には、も、も、もう入りませんッ!!!」




長い綿棒みたいのを、鼻の中から脳みそにさわっちゃうよヤメテけれ!っていう感じで入れられるのですね。


思わず、やられてる最中声が出ました。涙も出ました。





でも嬉しいことに。

風邪ひいていることが伝わったらしく。

乙男先生が、病院行った日の夜も、次の朝もお仕事中も今もメールをくれたことですぅ。

怪我の功名?いやーん。


熱はあんまりないってウソつくから、 熱をはかって体温計を写メとって送れって【愛】


KO・U・HU・N★



はー。どういう距離をとったらいいのかね。彼とは。



でも、いくら好きでも乙男先生にインフルエンザの検査をされんのは、女としてイヤだな・・・・。


研修があるお

うおー。

3月上旬に研修があるお。


昇格試験だよ・・・・。




正直、私は昇格にまったく興味が無い。むしろ、今のポジションで居たい。


仕事をやる気が無いわけじゃない。


仕事は好きだし、頑張りたい。




昇格試験、気が重い。

受かるのも落ちるのもイヤ。


試験を受けるのもイヤだ。



でも仕事は好きなんだよ。



こういうのはヘン?

戦闘日記【番外】 『世界』

番外ばっか書いてて本編進んでねー!!!(笑)




いや、リアルタイムが厳しくて(涙)



戦闘日記の本編は1年前を思い出しながら、過去のメールとか見ながら書いているから時間がかかって(笑)





Nちゃんは絶不調・・・・。

Nちゃんのような症状の人って、もう1人知っているけどやっぱり同じような傾向があるから、この病気の特徴なのかなぁ・・・・。



Nちゃんはお仕事はとても出来る。

普通の時は話しをしてても、仲良し。



でも、不調の時には、どうしていいか分からなくなる症状が出る。

今のブームはネコ。


仕事中に、


Nちゃん「シシマルさん、、、ネコが、、、ネコが、、、、」

シシマル「ネコは今しまっておこうねッ(小声)」



ネコにお薬を飲ませなくては、ネコにお昼ご飯を食べさせなくては、ネコに、ネコに、、、、

ネコの脈をはかって、ネコは今お昼寝しなければ


ネコは、ネコの形した小物入れ。



小物入れに、ごはんを食べさせようとしたり、ミカンを食べさせようとしたり(実際中に入れてしまう)、

実際家では食べさせている(口もとに押し付けている)




今日は特に不調で、、、、、



消火器の栓を抜こうとしたり、エビアン(水)のお客様窓口の番号をケイタイに登録したり、

ゴミ箱を片っ端から除いて何かを探したり、、、、

お薬をお弁当にかけたがったり、お薬を投げたり。

今日もお薬を飲ませるのに30分かかった(涙)

お昼休みがもっと欲しい。

脈をはかるときにネコのを計れと自分の手首と私の親指の間にネコをねじ込んでくる(涙)

それはネコの脈も計るフリして解決。



こうした行動は他の人にわからないようにしなければならない・・・・。

分からないように止める必要がある。

他の人が見たら、あきらかに「おかしい」と思われてしまう。断片しか見えないもんね。背景を知らないもん。


会社には病気のことは言ってないし、

だんだん治ってきてて普通にお仕事できるから、言う必要も無いだろうと今は思う。



私は知りすぎてしまったかな、とたまに思う。

踏み込みすぎた?

でも、いつの間にかだった。


今さら戻れないから、きっとトコトンなのだ。




彼女がこうした、普通の時と違う行動をしている時、どういった『世界』が見えているのだろうか。

共有は出来ないけど、体調悪くてもお仕事がんばっているその姿勢はとても好きだから、

協力しようと思うよ。


戦闘日記【番外】お薬って難しいです。

このブログにちょっと書いたけどさ。



私は1年半くらい、会社の同僚のNちゃんの昼食後のお薬を一緒に飲んできたけど、

飲ませるのが、どんどん難しくなってきて、

どういうことなんだろうなぁ、、、、とぼんやり思うことが多い。



会社では、他の同僚と一緒に食堂でお弁当とかコンビニで買ったのとか食べる。

休憩時間は1時間。



初期、Nちゃんは、お薬を飲むのを忘れる程度だった。


当時の私は、まだ病気に対して理解が少なく、

「病気治りたいハズなのに、なんでこんなにもお薬飲むの思い出せないのじゃ・・・」

「治りたいんだったら、ちゃんと飲めばいいのに。。。。」


と思っていた。

不思議でならなかった。


でも初期は、お薬を飲み忘れる、思い出せないNちゃんに対して、毎日「お薬は飲んだ?」って食後に声をかける程度のお手伝いで済んでいた。



だんだん、「お薬はー?」って声をかけた後、Nちゃんが自分で持っているお薬を、何を何個飲んでいいか

分からなくなった。

3~4種類を、1個2個ずつなのに。毎日分からない・・・・。

私はお医者さんと連絡を取っているから、何を何個かは毎回私が、教えるようになった。


「これを2個と、これを1個と、、、」



でも、これをNちゃんの病気のことを何も知らない同僚の前で行うのは無理が出てきた。

言葉はよくないが、よい大人が、他人に、毎回飲むお薬の数量を教えられているのは普通ではない。



私は最初にお医者さんに、「何をいくつ飲めばいいか、メモ紙とか入れて下さい」と頼んだ。

でも、Nちゃんは、その紙が読めず、その方法は成功しなかった。




なので、お医者さんは渋ったけど、「今日必要な分しか持たせない」ようにしてもらった。

だったら簡単。

持っている分を全部飲めばいい。

何をいくつ飲めばいいかなんて、考えなくて済む。



お医者さんが渋るのは、ひとりでお薬を飲めるようじゃないと、完治が見込めないだからだそうだ。

だから、それは避けたかったようだ。


私はイラッとした。

当時、周りに分からないようにする配慮が何より大変だったから。

そのあたり分かってないのか。



今日飲む分量だけを持たせてもらっても、それでもNちゃんがひとりでお薬を飲むのが難しくなってしまった。

お薬の飲み方が分からなくなってしまった。


粉薬の袋の開け方が分からくなってしまう。

錠剤のあのグイって押して開けるのも分からなくなってしまう。

粉薬を口に入れる方法が分からなくなってしまう。

粉薬をお弁当にかけてみたり、レンジで暖めたり、錠剤をお弁当に入れてみたり、

パンにはさんでみたり。


それを、周りにわからないようにストップするのが難しい。



現在。


朝、私がNちゃんからお薬を預かり、それを私がお昼まで所持。

お昼になったら、食事を早めに切り上げて、Nちゃんを会社の倉庫みたいなところに連れていき、

「これは、こーして、そんで口に入れるんだよー」って1個1個、毎日説明して飲ませています。




これは、どういうことなんだろう。

どうして、分からなくなるのかな・・・・。他のことは普通に出来るのです。



病気のことは、分からない。っていうか聞かない。


病名とか知らない・・・・・。




もう慣れたけど、


しばらく自分のお昼ご飯をゆっくり食べてない(涙)





お薬飲めないって、どういうことなんだろうね・・・・。



はやく自分でスイスイ飲めるようになるといいな。

そしたら治るのも近いってことだよね。