あなたの周囲に、愛情表現が過剰で、常軌を逸する言動が見え隠れする人はいませんか?もしかしたら、その人はヤンデレかもしれません。ヤンデレとの付き合い方を間違えると、痛い目を見る羽目になってしまうかも。
そこで今回は、ヤンデレの性格的特徴を解説!上手な付き合い方も紹介します。
ヤンデレといえばマンガやアニメのキャラクターに多いイメージがありますが、実際はどんな意味や性格があるのでしょうか。この記事ではヤンデレの特徴についてまとめています。また、ヤンデレの人に対する上手な付き合い方についてもご紹介します。
ヤンデレの意味とは?

ヤンデレとは、「病んだ状態」と「デレデレとした愛情表現」を合わせた造語です。ゲームの登場人物のキャラクターを表現したのが語源だと言われています。
ヤンデレ男女は、一見ごく普通の人のようですが、付き合いが深まり、相手に心を許すと「病んだ状態」を見せ始めます。そして、過剰なまでの愛情表現をし、それを相手に押し付けてくるのです。それが相手の迷惑になっていることに気付かないのは、ヤンデレ男女が病んでいるから。独特の思考で自分の正当性を貫こうとし、その迷惑な愛情を拒否しようものなら、「裏切者!」「死んでやる!」と、デレデレの状態から悪魔のように豹変してしまいます。
だから、ヤンデレ男女の対応は慎重に行わなければなりません。迂闊な言動で、あなたの首を絞めてしまっては大変です。
ヤンデレの種類
・独占型
・攻撃型
・ストーカー型
・他者愛型
・無害型
・排除型
・依存型
・妄想型
と、8種類のタイプに分けることができます。
なかでも、危険だと言われているのが攻撃型とストーカー型と排除型の3つのタイプです。このタイプの人は、冷静な判断ができなくなり犯罪に繋がりやすく、人として成熟できておらず、精神的に未熟なタイプであるといえます。自分の思い通りにならないことで感情を抑えることが困難なタイプということもあり、人の気持ちを推量することができないのも、この3タイプで、特に男性に多いのも特徴です。
ヤンデレの特徴7個[性格編]

取り扱い注意のヤンデレ男女とトラブルにならないためには、彼らの性格を良く把握する必要があります。病んでいる故に、親密な相手には異常なほどの情愛を示すヤンデレには、どんな特徴があるのでしょうか。
1. 不安感が強い
不安感が強いのも、ヤンデレ男女の特徴です。ちょっとしたことでもすぐ不安になる様子は、正に病んでいる姿そのものです。普通の人が「そんなこともあるよね」と流せることが、ヤンデレ男女は流せないのです。
しかも、ちょっとでも不安が過ぎると、それで頭がいっぱいになってしまい、どんどん不安が大きくなります。不安に押しつぶされそうなヤンデレ男女は、もう冷静ではいられません。不安を一刻も早く解消したくて、常軌を逸した言動に出てしまいます。
2. 疑り深い
ヤンデレ男女は疑り深い性格です。表向きはいい人で笑顔を作っていますが、心の中では目の前の人を疑ってかかります。「口から出まかせではないのか」「この笑顔は本物か」などと考えてしまうのです。
何せ自分が常に偽ったキャラクターで貫いているので、相手もそうかもしれないと思うのです。また、親しくなった相手にも疑り深いのは変わりません。むしろ、仲が深まると執着が強くなるので、益々疑い深くなります。
3. 周囲の評価を気にする
決して前に出ないヤンデレ男女ですが、人から自分がどう見られているか、周囲の評価を気にする特徴があります。「良い人だと思われたい」という気持ちが強いのです。だから、周囲を良く観察し、相手に合わせるように日頃から気を付けているのですが、病んでいるので誰かから強い口調で指摘されただけで、「嫌われた」と、どん底に落ちてしまいます。
4. 察して欲しいタイプ
「目立たないけどいい人」を演じ、周囲の評価を過度に気にしながらも、ヤンデレ男女は本当の自分に気付いて欲しいと無意識に思っています。決して主張しないけど、でも、心の中で思っていることを察して欲しいのです。
だから、自分の努力と周囲の評価にズレが生じると、極度のストレスを受けます。「なぜ、皆自分の頑張りをわかってくれないのか!」と、憤り、益々病んでいくのです。一方、自分が求める評価をくれる人には、「自分をわかってくれる!」と、全面的に信頼します。そして、病んだ本性をその相手に見せ始めます。
5. 躁鬱が激しい
病んでいるヤンデレ男女は、情緒不安定。とっても躁鬱が激しいです。普段はニコニコして外側は平静ですが、実は人からの言動に大きく感情を揺さぶられています。自分が求める対応をしてもらうと、とびきり明るい気分になり、期待を裏切られると、どん底に落ち込むのです。その大きな振り幅は、病んでいる人の特徴です。
そして、ヤンデレ男女は親しくなった相手には、心の中の躁鬱を隠さず見せるようになります。それはヤンデレ男女のヘルプのメッセージ。躁の時は「もっと褒めて!もっと大切にして!」と思い、鬱の時は「こんなに辛い状況から助けて!」と叫んでいるのです。
6. 思い込みが激しく融通が利かない
人に合わせるのが上手で控え目な姿はヤンデレ男女の外面で、本性は非常に思い込みが激しく、全く融通が利きません。自分が黒だと思ったら、真実は白でもヤンデレ男女にとっては黒。周囲がどんなに説得しようが、証拠を見せようが、自分の考えを曲げることはありません。それどころか、「皆自分を騙そうとしている!」と、被害妄想を膨らませていくのです。
そして、思い込みの激しさこそ、ヤンデレ男女の恐るべき特徴です。思い込んだら、ヤンデレ男女の中ではそれが真実であり、正義なのです。だから、全く悪気がありません。悪気がなく自覚のない迷惑行為程、厄介なものはありません。思い込んで暴走したヤンデレ男女を止めるのは、至難の業です。
7. 依存体質
ヤンデレ男女は、精神が病んでいるので、1人で逞しく生きていくのが困難です。だから、彼らは常に自分を支えてくれ、優しくしてくれる人を探しています。そして、その相手が見つかると、思いっきり依存するのです。依存しやすいのは人に対してだけではありません。「これでなければダメ」という拘りがあるのも、ヤンデレ男女の特徴です。
ヤンデレの特徴9個[態度・行動編]

1. 献身的
ヤンデレ男女はとても献身的です。人が嫌がるようなことでも、頼まれれば役目を果たしてくれます。その姿はとても健気なので、周囲の人は「親切で思いやりがある」という印象を受けます。
献身的な部分だけを見ると、ヤンデレ男女は人畜無害に映ります。しかし、これはヤンデレ男女の病んだ部分を隠す仮面です。ヤンデレ男女は、最初周囲に献身的に尽くし、自分のポジションを獲得して、相手の油断を誘うのです。
2. 人に合わせるのが上手
普段ヤンデレ男女は、周囲に合わせて溶け込んでいます。本来の強烈なキャラクターを隠し、自分の意見を言わず、あえて影を薄くして目立たないようにしているのです。集団になれば、不満や衝突が生れるものですが、ヤンデレ男女は一歩下がってその様子を観察しています。そして、その人の特徴を把握し、それぞれに合った接し方をします。だから、ヤンデレ男女は気遣い上手で、深く介入せず快適な距離感を保っていれば、付き合いやすい相手なのです。
3. 相手の機嫌を伺う
ヤンデレ男女は極度に相手の機嫌を伺う特徴があります。些細な動作に対して、「怒ってない?」「何かいけないことしちゃった?」と、過剰に反応して自分が悪くなくてもすぐに「ごめんなさい」と謝罪する所があります。自分より強い相手にはへりくだり、ビクビクしてしまうのです。
4. 出しゃばらない
普段自分の本性を隠しているヤンデレ男女は、集団の中で出しゃばることがありません。目立たないよう、控え目にしています。普段の自分は、本性を押さえた仮の姿なので、その状態で前に出るのが苦痛なのです。また、出しゃばらないのは、後ろに控え、皆の動向を観察し、自分の獲物を虎視眈々と狙う目的もあります。
5. 外面が良い
周囲の評価を気にするヤンデレ男女は、高い評価を受ける為、外面が非常に良いです。少々コミュ障気味なところもありますが、基本的に物腰は柔らかく、笑顔で人に接し、頼まれたことは嫌がらずに引き受けます。「目立たないけどいい人」これが、ヤンデレ男女が目指す外面です。病んだ本性を見せる人はほんの一握りなので、この外面をヤンデレ男女の本質だと多くの人は勘違いします。
6. 優しくされると執着する
ヤンデレ男女は人に尽くす献身的な性格ですが、それに対しての見返りを求めています。見返りとは、人から与えられる優しさです。「こんなに頑張っているんだから優しくして欲しい」というのが、ヤンデレ男女の心理なのです。しかし、誰もかれもが自分に優しくしてくれるわけではないことは、ヤンデレ男女もわかっています。その程度には大人です。
だからこそ、自分に優しくしてくれる相手に執着します。相手にとっては、「普通の親切」だったとしても、ヤンデレ男女は「自分に特別優しくしてくれた!」と思ってしまうのです。そこから妄想は広がり、頭の中でその相手がいつの間にか「親友」「恋人」になっていることもあります。しかも、病んでいますから妄想と現実の区別が曖昧。そこがヤンデレ男女の恐いところです。
7. 人との距離感がおかしい
普段はいい人を装い、人とは適度な距離感で接しているヤンデレ男女ですが、一度「この人は自分に優しい」「もしかして、自分を好きなのかも」と思ったら、一気に距離感がおかしくなります。今まで控え目だったのが一変、急にグイグイとプライベートに踏み込んできたり、一方的に甘えて頼ってきたりするようになるのです。された相手はビックリ。ここでヤンデレ男女に合わせて優しく対応すると、ロックオンされて捕まってしまいます。
8. 平然とウソをつく
思い込みが激しいヤンデレ男女は、平然とウソをつきます。ヤンデレ男女にとって、自分を守るためのウソは、罪悪ではありません。「自分にウソを吐かせる相手が悪い」と本気で思っています。罪悪感がないから、ウソをつく自分に動揺せず、まるで真実のようにウソをつきます。
そして、もっと恐ろしいのが、思い込みが激し過ぎて、ウソがいつの間にかヤンデレ男女の脳内で真実になってしまうことです。こうなると、もうお話になりません。ヤンデレ男女が頭の中で作ったストーリーこそ、彼らの真実ですから、こちら側が本当のことを言っても伝わらず、話は平行線になってしまいます。
9. 自分が異常だと気付いていない
ヤンデレ男女の思考と言動の一部は、多くの人から「常軌を逸している」と思われても仕方ない内容です。しかし、ヤンデレ男女は自分の異常さに気付いていません。本気で「なぜ周囲は自分の愛の深さを理解できないのだろう」と不思議に思っています。だからこそ、質が悪いのです。