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音路98.ワールドカップを語~る! 聴く! フォーカス!



今、「歴音 fun」では、連載「カエル コネクション(カエルとつながろう)」の途中ですが、今回はお休み!
サッカーのワールドカップ開始ですので、今回のコラムは、サッカーやワールドカップにちなんだ音楽を楽しんでいただきたいと思います。

普段、サッカーを見る機会を持たない方も、音楽を通じて、少しだけ、その世界を のぞいてみてください。
ミュージシャン等の敬称は略させていただきます。


◇まさに戦いのフィールド!

まずは、ここで、ワールドカップに出場する一流の選手たちが、サッカー場のグラウンドである「ピッチ」の上で、どのような光景を目にしているかわかるCM動画をご紹介します。

その美しいテクニックとともに、その迫力満点のスピード感は、一般の人間からしたら、まさに恐怖にも感じるような光景です。
一般人は、到底このスピードにはついていけませんね。
テレビ中継の画面からは、下記映像のような大迫力は、めったに伝わってきませんが、こんなすごいことがピッチの上で繰り広げられています。
まさに格闘技のような戦いを感じますね。
テレビ中継映像は、遠くからの映像が多いですが、こんな迫力を想像するのも楽しい…。

猛獣のように突っ込んでくる相手選手に倒されないことが、どれだけ たいへんなことか!

 

ナイキのCM


いつかは、こういうスポーツ中継映像が実現することになるだろうと思います。
そうなったら、視聴率は今の数倍?

この動画のような緊迫の静寂の瞬間… それがまた、やって来る!


◇ワールドカップ開幕

1930年(昭和5)、ウルグアイの地で、前身名称の第一回大会から始まった「ワールドカップ」は、今回の中東の国カタールで開催される2022年の大会で、22回目となります。
次回の2026年の第23回大会は、USA・カナダ・メキシコの三ヵ国共同開催です。

今大会は、全32チームが参加。
中東での開催とあって、暑い夏の時期を避け、なんと年末の時期での異例の開催です。
決勝の日は、12月19日。
決勝が終わったら、すぐにクリスマス!
今年は、異例づくしの年末ですね!
怒涛のような年末になりそう!

 

ドイツとスペインは、それぞれ異なる確固たる戦闘スタイルを持った、あまりにも強いチームです。
日本の頭脳、テクニック、戦術、精神力、執念が試されます!

日本人は、どこまでやれる民族なのか!?


◎開会式…11月20日(日)23時(日本時間)

◎日本チームの試合(グループステージ)を、日本時間で…(予定)
・11月23日(水)22時(vs. ドイツ)

   歴史的勝利  …こんなことが、まさかホントに起こるとは!

 

・11月27日(日)19時(vs. コスタリカ)
   敗戦  …それにしても、きつい試練!


・12月2日(金)4時(vs. スペイン)
     歴史的勝利  …もはや、まぐれとは言わせない!
 

「ワールドカップ」は、実は単なるスポーツの祭典ではありません。

国や民族の誇りをかけた戦いの場です!
勝ち抜けば、さらに激しい「ノックアウト・ステージ」へ!

 

日本は、世界的な どの重要問題でも、話題でも、トレンドでも、音楽事情でも、たいていは周回遅れになりますね。

まだまだワールドカップ熱の微妙な日本ですが、11月23日のドイツ戦の内容次第では、一気に火がつくかも!


公式エンブレム「8」のとおり、カタール国内8つのスタジアムで、全32チームの試合が開催されます。
期待は、もちろん 無限大!



◇ワールドカップの音楽

ここからは、音楽で気分を高め、戦闘モードに入りたいと思います。

まずは、何を置いても、毎回の大会で耳にする、FIFAのこの音楽を…。
これを耳にしただけで、身ぶるいとともに、戦闘モードに!

「アンセム(anthem)」とは、聖歌、賛美歌、特定の集団を象徴するような賛歌、お祝いの歌、祝賀曲といった意味で、各国にある国歌は「national anthem(ナショナル・アンセム)」といいます。

♪FIFA アンセム

 

* * *

これまでのワールドカップでも、公式ソングや関連ソングは膨大な数で存在します。
ここは、1994年以降のワールドカップの公式音楽を一部だけ…。

ダリル・ホール(1994 アメリカ大会 公式)
♪グローリーランド

 

ダリオ G(1998 フランス大会 公式)
♪カーニバル・デ・パリス

 

リッキー・マーティン(1998 フランス大会)
もう、ほぼ公式?
♪ザ・カップ・オブ・ライフ

 

バンゲリス(2002 日韓大会 公式)
♪FIFA アンセム2002

 

アナスタシア(2002 日韓大会 公式)
♪ブーム

 

イル・ディ―ボ&トニー・ブラクストン(2006 ドイツ大会 公式)
♪ザ・タイム・オブ・アワ・ライブス

 

シャキーラ(2010 南アフリカ大会 公式)
♪ワカワカ

 

ピット・ブル(2014 ブラジル大会 公式)
♪ウィ・アー・ワン

 

マジック・システム&チャウキ(2014 ブラジル大会 公式)
♪マジック・イン・ザ・エアー

 

イゴール・クリード(2018 ロシア大会 公式?)
♪ワールドカップ2018 テーマ

 

ニッキー・ジャム(2018 ロシア大会 公式)
俳優ウィル・スミス、有名サッカー選手たちも登場!
♪リブ・イット・アップ

 

♪リブ・イット・アップ(音楽のみ)

 

サンバ調のポップス路線や重厚な音楽、近年は若者世代に人気のラップ系音楽も入ってきましたね。
ワールドカップは、音楽とともにあるといってもいいのかもしれません。

* * *

2022年カタール大会関連の音楽です。

♪テーマ曲

 

 

Trinidad Cardona, Davido and Aisha(2022 カタール大会 公式)
♪ハヤハヤ(ベター・トゥゲザー)

 


◇さあ、戦闘モードで応援!

ここからは、ワールドカップはもちろん、各国のレギュラーシーズンなどで歌われる、客席での応援ソングや、テレビ中継用に使用され、かなり耳にすることの多かった新旧のサッカー関連音楽を、少しだけ並べてみたいと思います。

サラ・ブライトマン
♪ア・クエスチョン・オブ・ホナー

 

スーパーフライ(2010 南アフリカ大会 NHK中継用。以降も使用)
♪タマシイレボリューション

 

クラシック音楽界のベルディ作曲の歌劇「アイーダ」より
♪凱旋行進曲

 

サッカーファンたちによる
♪オレオレオレ(ザ・ネーム・オブ・ザ・ゲーム)

 

ベリーニ
♪サンバ・デ・ジャネイロ

 

ファット・レス
♪ビンダルー

 

ペット・ショップ・ボーイズ
♪ゴー・ウエスト

 

カタールの会場からも、しっかり聴こえてきました。
「バモス」とはスペイン語で「よっしゃ、いくぞ!」という意味。
♪バモス・ニッポン

 

原曲は、カナダのバンド「メン・ウィズ・ザ・ハッツ」の1987年の曲。
♪ポップ・ゴーズ・ザ・ワールド

 

* * *

日本の「Jリーグ」は、1993年(平成5)に華々しくスタートしましたね。
オールド世代のサッカーファンには、涙を止めることのできないような出来事でしたね。
もう30年経ちました。

「Jリーグ」は、この音楽とともに目覚めました!
ロックバンド「チューブ」のギタリストで、作曲はもちろん、スーパーギターテクニックの春畑道哉(はるはた みちや)さんの演奏です。
やはり、ここは、1993年バージョンで…。
♪J's テーマ

 

ロックバンド「チューブ」でのライブ演奏。
♪J’s テーマ

 

スポーツは、世代を超えて、共感し、いっしょに応援できるものですね。
老若男女が、その瞬間に、すべてを忘れて、同じ光景に吸い込まれます!

隣近所の家からも、同じ瞬間に叫び声が聞こえる時が、また やって来ましたね。
お爺ちゃん… 上がらなかった腕が上がってるよ!


◇シェリーに口づけ! フレンチポップスにチュ!

フランスのミュージシャンであるミッシェル・ポルナレフの1971年(昭和46)の大ヒット曲「シェリーに口づけ」!
この曲が、サッカーの応援で歌われるようになって、オールド洋楽ファンは狂喜しましたね!
マジか、この曲が応援歌!
オールドファンには、70年代の古き良き時代を鮮明に思い出させる楽曲ですね。

この曲の原題は「Tout Tout Pour Ma Chérie(トゥ・トゥ・ポ・マ・シェリー)」です。
この曲に、邦題「シェリーに口づけ(おそらく意味合いは、チューチューしようよ!ねえ シェリーちゃん)」を付けた当時のレコード会社は、天才的な落語家!
たしか、この邦題は、以前の邦題から付け変えたものだったと記憶しています。
ヒットには、タイトルは重要!

♪Tout tout pour ma chrie, ma chrie
♪トゥ・トゥ・ポ・マ・シェリー、マ・シェリー
(訳)いとしの君に、すべてを捧げちゃうよ❤

フランス語を、これしか しゃべれない人も、日本には多数…。
サッカーファンたちの、切なる想いがそこに…。

まさか、このレコードジャケット画と、あの尻が、数十年経っても 頭から離れなくなるとは思いもしませんでした。
1971年(昭和46)
♪シェリーに口づけ

 

1979年(昭和54)の日本のあの歌番組。
日本にこの楽曲は、完全に定着していた!

 

2016年(平成28)の彼のライブ演奏!
この当時 72歳… 昔の過激なパワーは衰え知らず!すごい!
2024年のパリ五輪でも、80歳で出てきてほしい!
♪シェリーに口づけ

 

サッカーファンたちの、応援ソングの選曲シュートのチカラはさすが!

* * *

ちなみに、ポルナレフの楽曲を耳にすると、条件反射のように、irresistiblement(イリェシスタブラモント:どうしようもなく)、フランスのこれらの楽曲も聴きたくなるトゥワ!
それにしても、フランス語の発音は、むずむず むずかしムジュ!
でも、フランス歌謡曲を、楽しむンジュ~ム!

エッ! どこの星人!?
イリェシスタブラモント星?
いいえ…、シルヴィ・バルタン(1968年・昭和43)!
♪あなたのとりこ(irresistiblement)

 

これも、無性に聴きたくなる~ズ・ボンボン!
何やねん! rose bonbon って? 欲しいわ~!
それにしても、見事な邦題と歌手名!…ギャル部分は本名の一部。
フランス・ギャル(1965年・昭和40)
♪夢見るシャンソン人形

 

晴れでも、雨でも、昼でも、夜でも… この歌がある限り、この通りは永遠!
素晴らしすぎる、この歌の歌詞!
歌詞にあるように、外国人は、この商店街通りで 一度は叫んでみたい… ボンジュール!
世界一の商店街ソング!


このルンルンお嬢さんのかわいい歌声が、世界に受け入れられないはずがないトゥワ!
ダニエル・ビダル(1971年・昭和46)
♪オー・シャンゼリゼ

 

今の日本に、かつての昭和の商店街のにぎわいは…。
もう一度、音楽のチカラで復活?
ダニエル・ビダル
♪オー・シャンゼリゼ(日本語)

 

* * *

70年代の日本で一世風靡し、多くの家庭にあった、あの巨大な「フランス人形」は どこにいってしまったのでしょう…。
わが家にも、いったい何体あったやら…。
家庭のピアノの上にも、よく置いてありましたね。

そのお人形は、今、毎年のボジョレーワインに、とって変わった らしいよ!
さすが フランス!
日本酒も、何か仕掛けられないのか!? 杉玉(すぎだま)も輸出するンムッ?

それにしても、ヨーロッパ各地にある多くの特徴的な言語は、面白すぎ~ムッポァ!
音楽に影響しないはずがないジュ~ル!

ちょっと面白おかしく書きましたが、軽快なフランス歌謡と、おしゃれなフランス語に、愛と敬意を込めて…。
フランス語って、音楽みたい!
私も、シェリーちゃん 大好き!

♪Tout tout pour ma chrie, ma chrie
♪トゥ・トゥ・ポ・マ・シェリー、マ・シェリー

下記映像で、「ポルナレフ メガネ」にするのなら、その髪も…!?
ダミアン・ストレーカ(2013年)
♪Tout, Tout Pour Ma Chérie

 

今回のワールドカップに、前回大会優勝のフランスも、もちろん出場!

今回も優勝候補の一角!


◇サッカーCM

ここで、サッカー選手たちが登場するCM映像を少し…。

ブラジルは、街のそこらじゅうで、サッカーやってるイメージ!

 

クリスティアーノ・ロナウドと、まさかの身体入れ替え…ミニドラマ!

 

そりゃあ、気持ちはわかるよね…

 

世代が違うと、そうなるのかも…

 

ロナウド vs. ナダル
「大谷翔平 vs. 大坂なおみ」も、いつか見たい!

 

メッシ vs. (バスケ界のスター)故コービー・ブライアント!

 

ベッカムとリバウドのシャツが、まさかの…!
ロベカル(ロベルト・カルロス)は子供にも容赦なし! でも日本の少年にはやさしい!
スアレスは、もう噛みつかない!
メッシのスーパー缶蹴り!
ペプシのCM…なかなかのスーパーゴール!

 

なんだ、このレジェンド軍団!
中村選手も。

ファンはみんな、こんな想像する!

 

彼らは、どこでもサッカー始めるねん!
いくらでも弁償できる方々やねんから…。

 

彼らは、ほぼほぼ 面白俳優さんたち!

 

カタールにすごい連中が集まってきたぜ!

 


◇フォ―カス しちゃうぞ!

「歴音fun」としては、やはり 洋楽曲でコラムを締めたいと思います。

サッカー好きミュージシャンといえば、英国出身のロッド・スチュワートを思い出します。
自身のライブで、楽曲「ホット・レッグス」(1977年)を歌う時に、サッカーボールを客席に蹴っていましたね。
彼は、10代の時に、プロサッカーチームのトライアルを受けています。
音楽の道のほうに来てくれて、ホッとした!

私は、英国の熱狂的なサッカーファンのお父さんたちを思う時… ロッドを想像することにしています。

2014年(平成26)のライブ映像。当時69歳。
♪ホット・レッグス

 

1979年(昭和54)のロッド! 当時34歳。
この当時、日本でも、彼のようなヘヤースタイルや、マイクスタンドの使い方をする歌手や俳優がたくさんいましたね。
今なら、ネイマール選手も似合う気がしますが…。
♪ホット・レッグス

 

今回のワールドカップに、英国(イングランド、ウェールズの2チーム)も、この後に書きますオランダも出場します。
FIFA(国際サッカー連盟)が作られる前に、サッカー発祥地の英国(後述4ヵ国の連合王国)には、すでに4つのサッカー協会(イングランド、ウェ―ルズ、スコットランド、北アイルランド)が存在し、ワールドカップにはそれぞれの代表チームで参加してきました。
ですから、ワールドカップの場合は、オリンピックなどとは異なり、英国代表チームはいません。
もし、ワールドカップに英国代表チーム出場となったら、相当な強さですよね。
でも、オリンピックの英国代表メンバー選びもそうですが、サッカーとなったら、英国の中のこの4国は、決して引きません。

* * *

さて、企業のナイキが、2010年に制作したサッカーCMがあります。
この映像に、オールドロックファンは狂喜しました!
まさかの、あの曲が登場!

 

70年代に大活躍したオランダのプログレッシブ・ロックバンド「フォーカス」の1971年(昭和46)のヒット曲「悪魔の呪文(Hocus Pocus)」です。
フルートが、バンドのメイン楽器のひとつで、ボーカルにヨーデルが取り入れられているという、すごい発想のロックバンドでしたね。
70年代に初めて耳にした時、「なぜにヨーデル? なぜにスイス?」と呪文のように叫んでしまった!


♪悪魔の呪文

 

このサッカーCMに使用され、現代の若者たちに、猛烈なインパクトを与えてくれました。
2010年は、オランダサッカーの英雄ヨハン・クライフさんがお元気でしたから(2016年ご逝去)、彼の超攻撃型サッカースタイルのような「推し」が…?

70年代当時、私も大好きだった別のフォ―カスの楽曲を最後に…

♪フォ―カスⅡ

 

この一か月間、まさに、ワールドカップに、フォーカス(大注目・焦点合わせ・一点集中)しちゃうぞ!

カタールからの熱い風を感じ、みんなで カタ~ル(語~る)!

* * *

2022.11.20 天乃みそ汁

(後日 追記あり)
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