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今回は鎮痛剤、いわゆる痛み止めの種類と効用についてお話します。
※どの鎮痛剤でも、医師の指示に従って用法・用量をお守って服用してください。
(1)非ステロイド消炎鎮痛薬
ロキソニンやイブ、ボルタレンなど、一般的によく処方されています。
痛みの物質になる「プロスタグランジン」の産生を抑えてくれます。
その結果、痛みを感じなくなって鎮痛効果があります。
プロスタグランジンは、腎臓や胃の血液の流れを促してくれるものです。
その産生が抑えられるので、副作用として胃痛や不快感など挙げられます。
(2)ステロイド
プロスタグランジンが作られる前の段階でブロックします。
痛みがある部位以外のプロスタグランジンには作用しないので胃痛などの障害はありません。
ただし、アレルギーを抑えたり様々なホルモン作用にも影響があります。
(3)カルシウムチャンネル阻害薬(リリカなど)
神経伝達の時に、神経にカルシウムイオンが発生して電気信号で脳に痛みを伝えます。
そのカルシウムイオンの発生を阻害する薬です。
(4)オピオイド薬
脳神経系にあるオピオイド受容体に作用します。
オピオイド受容体には様々な種類があり、痛み担当神経に作用して痛み止めになります。
腸の運動担当に作用すると便秘になり、ドパミン担当では多幸感が発生します。
痛みを感じている人は、ドパミンが枯渇しているのでドパミンが増えても多幸感が発生しないので依存しにくいとは言われております。
アメリカではオピオイド危機という、一日で約130人が依存性の高いオピオイド薬の過剰摂取により死亡するという社会現象が起きています。
(気になる方は、オピオイド危機で検索してください)
必ず医師の指示に従いましょう。
まだまだ他にもありますが、痛み止めとは種類に分けられて存在しています。
鎮痛剤というのは痛みの原因になる物質は抑えたり、神経伝達を阻害したりすることで「痛み」という症状に対しての処置しています。
薬でできることは、対症療法になります。
以前に、生理が始まった時にちょうど施術をされた方が一週間は生理が楽でした。とおっしゃっていました。
骨盤の歪みやズレが生理痛の原因になっていたり、頭蓋骨の歪みが頭痛の原因になっていることは多々あるのです。
しかし
そんな原因に気づかずに、簡単に手に入る鎮痛剤に依存している人は一定数は存在します。
もし、あなたが持っている市販の鎮痛剤を、痛がっているからと言って犬猫などのペットに服用するとどうなると思いますか?
人が普通に摂取する量は、体の小さい動物にとっては大量摂取になります。
先述したプロスタグランジンが産生されずに腎臓や肝臓、消化器の機能障害が出て、最悪の場合は死に至ることがあります。
薬は飲まずに済むならそれに越したことはありません。そのことは昔から言われていて、今でもそれはかわりませんし、これからも変わることはありません。
当院の筋膜リリースで、薬の依存から救われた人がいらっしゃいます。
薬を飲みたくない。
なるべく自分で治したい。
一時しのぎしたくない。
根本的に解決したい。
そういう方は、当院にお立ち寄りください。
【ご新規様の当日予約はご遠慮いただいております】
気になる方は当院の他のブログを読んでご検討ください。