映画「DOCUMENTARY of AKB48 to be continued」を見てきました。
http://www.2010-akb48.jp/index.html
新宿三丁目の映画館で、1月30日(日)の午後4時40分からの回を見たのですが、見渡したところ、子供がいないんですねえ。ウチの子以外は大人ばっかり! それも、女性が3分の1くらいいたでしょうか。この観客層にビックリ! 子供の他はオタクっぽい男性が圧倒的だと思っていたのですが……。中には、女性だけで見ている人たちもいましたが、これがファン層を表しているのでしょうか?
でも、映画が終わってパンフレットを買う列に並んでいたのは、いかにもという男性たちで、ちょっとほっとしたりして……。
ドキュメンタリーというだけあって、どの曲もまともに聞かせることはしません。数人のインタビューをメインに、ここ数年のAKBの流れを描いた映画といっていいのでしょうか。
面白かったのは、カメラワークです。どうも、人によって違ったみたいですが、インタビューの際、カメラを何台使ったんだよという感じです。また、妙に寄ったりして、アイドルらしく、かわいくとは撮っていないんですね。
また、面白かったのは、インタビューの人選です。前田敦子、大島優子、篠田麻里子など、AKBといえばだれもが知っているメンバーの他に、横山由依が取り上げられていました。横山由依は、去年の秋に研究生から昇格したばかりだというのに、3月にデビューするユニットNot yetにも選ばれるなど、AKBとしてプッシュしていこうという姿勢がはっきり見えました。
インタビューを見ていて思ったのは、皆、チームの中での役割やAKBの中での役割をはっきり意識しているということです。たしかに、だれもが総選挙で1位になれるわけではありませんし、だれもがセンターで歌えるわけではありません。じゃあ、自分はどうしたらいいのか、自分の立ち位置を考えることになる、これがAKBのいいところなのでしょう。
むむ、これはと思ったのが、闘龍門です。ウルティモ・ドラゴンも、レスラー皆がメインイベンターになれるわけではない。かといって、メインだけではプロレスの興行は成り立たない。じゃあ、どういうレスラーが生き残ることができるのかというところから弟子たちのキャラ付けをしていったと聞いています。
これ、AKBとそっくりじゃないですか。ですからこれから僕は、AKBについて人に話す際、秋元康はマスクを脱いだウルティモ・ドラゴンだという説明をすることにします。もっとも、AKBとプロレスの両方がわかる人間は近くにいないので、全然通じないでしょうね。