「久丸」興行、いまさらの感想 | 新選組研究会「史誠会」

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1999年、新選組を学ぶために結成。以来、月に一度勉強会を開催し、年に数回、史跡見学会を実施してきた。勉強会は、西村兼文の『新撰組始末記』をテキストとして始まり、子母澤寛の『新選組始末記』を経て、現在は、木村幸比古の『新選組日記』をテキストとしている。

1018日に、うどん・おでんの「久丸」中野坂上本店の3周年記念プロレス自主興行を見てきました。日もたってしまいましたし、詳しい観戦記などは他のブログなどを参照していただくとして、僕なりの感想を書いておきたいと思います。

http://www.hisamaru.com/3rd-anni.htm

■梶原彗・アミーゴ鈴木・藤田峰雄VS怨霊・松田慶三・維新力

 久丸さんの弟弟子にあたる梶原彗とアミーゴ鈴木は初めて見ましたが、試合を見ても、どういうキャラなのかがわかりません。まあ、6人タッグで個性をアピールというのもなかなかきついとは思いますけどね。

 松田慶三は偽HGというより、高木三四郎にそっくりになっていたんですね。体つきといい、顔・髪型といい、そっくりです。これだけ似ていながら、なぜDDTがネタとして使わないのかが逆に不思議です。

藤田峰雄も久々に見ました。前にみたのは、DDTで高梨とのユニットでのことですが、当時、甘いだけだったマスクが精悍になっていましたね。あれでDDTのプロレスプロジェクト『BOYS』に出ないなら、なぜっていうところですね。

プロレスプロジェクト『BOYS』

http://www.ddtpro.com/

菊タロー・グラン浜田VSマッスル坂井・男盛

 まあ、こうなるんだろうというその通りの試合ですが、ちょっと長く感じられました。グラン浜田らしさは出ていたのでしょうか。

■チェリー・ジャガー横田VSあたしかよ・GAMI

 あれだけ芸能活動をしていながら締まった体とは、さすがジャガーですね。GAMIのうまさも光っていました。

 あたしかよは、ヘアスタイルも紫のタンクトップ(?)もグレーのズボン(?)も、どういう意味があるのかが、まず不明です。ともかく、デビューというのに地味なコスチュームを着ることによって、アイドルレスラーではなく、実力で勝負ということをいいたかったのでしょうか。

 

 ドロップキック、エルボー、スピアぐらいしか技を出していないと思いますが、ジャガー相手に気迫あふれるファイトを見せてくれただけでも、デビューとしては合格でしょう。後は、試合後にマイクがほしかったですね。

ヒロ斉藤・長州力VSベアー福田・ミスター雁之助

 ヒロのうまさが光った試合です。また、たぶん4人の中では最も重いだろうベアーの攻撃が軽く感じられてしまったのはなぜでしょう。

 この興行の中では長州だけが殺気だっているように感じられました。

残念ながら、雁之助が何かをしたという印象は、まったく残っていません。

■高木三四郎・吉江豊VS長井満也・嵐

嵐が椅子を持ち出してノーコンテストになったのですが、この興行でノーコンテストとかラフな試合というのは、意味がわかりません。普通のドラディションの興行ではないはずなんですけどね。

■エル・ブレイザー・南野タケシ・田島久丸VS堀口ひろみ・飯伏幸太・藤波辰

南野タケシと飯伏幸太が激しくやりあっていましたが、何かあったのでしょうか。2人の接点があるといったらセムでしょうが、セムの情報まで追えていないので、僕にはわかりません。

試合後、飯伏がエル・ブレイザーをつかまえて、何か一方的に話しかけていたのですが、何だったんでしょう。気になるなあ。

自主興行ということで客入りが気になったのですが、ほぼ満席というのはすごいことです。久丸さん、成功、おめでとうございました。僕の座った近くには、久丸さんの親御さんの知り合いらしい夫婦がいる一方、「このうどん・おでんって何」という、ごく普通のプロレスファンもいました。つまり、普通のプロレスファンも見たい興行だったということですね。

興行が2時40分頃に終わり、会社に出る前に会場近くで食事をしたのですが、店を出たら、別の店から松田慶三が出てくるのに出くわしました。こういうのって、自分の団体の若手なんかを連れていかないんですね。

自主興行の結果によってはと久丸さんがいっていたので、次にどうなるのかが楽しみです。