不祥事に対しては、市長が腹括りしてキッチリ対応すべきです。 | 西宮の筋肉議員、川村よしとの活動日記。

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西宮市議会議員の川村よしとです。
仕事やプライベート、トレーニングのことなどを気軽に書いていこうと思います。
こっそり、筋肉議員枠での認知度向上も狙っています(笑)

6月定例会も終わりまして、今回は今回で思う所がいろいろとある定例会でした。

→「満員電車のせい」と容疑否認 電車内で女子高校生に…(以下略)

 

・・・

 

ちょっと前に話題になりまして、僕のところにも問い合わせが多数届いた事案についてです。

 

 

「本当はやっていないが、勾留されるのが精神的に耐えられないので

 罪を認めます」って、言っているそうなんですが、

 どんな理屈なんだ…。

 

出勤途中に市役所と違う方向の電車に乗ってまで、同じ女子高生を狙って違法行為を続け、

相談を受けていた警察が現行犯逮捕。

それでもなお、シラを切ろうとするのはいかがなものでしょうか?

今からでも罪を認め、速やかに被害に遭った方や親族の方に謝罪すべきです。

 

そして西宮市が出した結論としては、

起訴内容と判決を是としながらも、

処分は停職半年という激甘な内容となりました。

職員の不祥事については、過去に何度も一般質問に取り上げて

その処分基準の甘さを指摘し続けてきたところですが、

今回も過去の事例と何ら変わらない結論となり、呆れている次第です。

市の言い分はいつも同じです。

 

①国の基準と比べて厳しい。

そもそも、国の基準が時代錯誤の甘い基準なのですから、西宮市は独自の基準を設けるべきです。

 

②過去の判例を踏まえると、これ以上厳しい処分にすると訴訟で負ける。

処分の決定権者は市長です。

腹を括って懲戒免職にして、訴訟を起こされたら戦ってくださいよ。

 

そこまでやっての市役所改革だと僕は思います。

現市長が就任してからは特に、

他の自治体と比べて際立って不祥事の多い西宮です。

これくらいのことをしなければ、失った信頼は取り戻せません。

 

また、その裁判を契機に世論を喚起することは大いに意味のあることです。

今回のケースについては、

「本当はやっていないが、勾留されるのが精神的に耐えられないので罪を認めます」

というメンタリティの方が、訴訟という負荷のかかる一連の出来事に果たして

耐えられるのか…という疑問は残りますが。

それとも、訴訟を起こすくらい図太い感じの方なんですかね…。

 

・・・

 

Twitterでアンケートを取った結果がこちら。



痴漢の処分基準は市の規定で主に3つに分類されますが、

今回の処分を甘いと感じた方が圧倒的に多いという結果でした。

 

民間企業に勤務する友人複数に話を聞きましたが、

・今回のケースは常習性や計画性が見られ、現行犯逮捕ということもあり冤罪の可能性は極めて低い。

 ウチの会社なら間違いなく一発でクビ。

・弁解の余地がない。おそらく前日付で辞表を出させて会社とは無関係という形にする。

などなど、当然ですが手厳しいご指摘をいただきました。

 

今後、同様の事案が起きても、どうせ同じ理由で似たような処分になるのでしょう。

…と諦めても仕方がないので、今後も提言は続ける予定です。

 

①今後、新規に採用する職員には雇用契約書の内容を見直す。

細かい文言は精査が必要ですが、今回のような現行犯かつ冤罪の可能性が極めて低い事案については、

懲戒免職となる旨を明記した上で雇用契約を結べば、訴訟されるリスクは減ります。

サインできないのもおかしな話でしょうし、

弁護士の友人に確認したところ、法的にも問題ない。

…が、それでも訴訟になると厳しい可能性が高いとのことでした。

 

 

②既存の職員とは覚書を結ぶ。

現在の契約を破棄して再度雇用契約…という手法は手間も多く、

労働組合も反発するでしょうから、別途覚書を追加すればOKです。

…が、それでも訴訟になると厳しい可能性が高いとのことでした。

 

結局、決定権者である市長が腹を括って市役所改革に向き合うことができるかどうか。

この一言に尽きるのでしょうか?

う〜ん、全然納得できないぞ。

 

これ以外にも、逮捕事案に関して欠勤扱いではなく有給休暇を適用することへの是非など、

整理すべき制度上の課題は残されています。

 

とにかく、現状のままでは公務員天国と呼ばれても仕方ありません。

前向きな改善が行なわれるまで、議会から具体案を提言し続けていきたいと思います。

 

・・・

 

件の職員さん、報道では所属部署も名前も明らかにされていましたし、

市のHPを調べれば顔も特定できてしまいます。

半年後に復職したとして、周囲と信頼関係を築いて仕事をすることができるのでしょうか?

 

「女性職員と同じ部署で働くのはムリじゃないですかね?」

「イヤ、男からしてもムリですよw」

「この処分なら普通は依願退職するんですが…」

という声は既に複数の職員さんからも聞いています。

 

そして、今回のような職員も年功序列で給料が上がり続け、

退職金は手取りで2000万円を超えるわけです。

 

ホンマに、市役所改革については何ひとつ進まないなとボヤいて、

このテーマも引き続き動向を追い続けます。

 

それでは、今日はこのへんで。

ありがとうございました!

 

 

 

川村よしと