第一次選考を突破する おまけ | 小説の書き方教えます

小説の書き方教えます

現役プロの小説家「子竜 螢」が、文学賞受賞へと導きます  KEI SHIRYU 

小説カレッジの詳細 文学賞突破マニュアルのご案内

http://shiryukei.sakura.ne.jp/college

 

 

これまで第一次選考すら突破できない人のた

めに、必要なことの大半は述べてきました。

 

ですが、とくに三種の文体の習得などはすぐ

にできるものではありませんから、突破は難

しいものだと思われたかもしれませんね。

 

しかし、起伏のない文体であったとしても、

それ以上に強力な武器があるのです。

 

 

 

それは冒頭です。

 

作品の冒頭に何を書くのか、で選考委員たち

の作品への印象を強めたり弱めたりになるの

です。

 

最後まで何事も起きない作品はありえません

から、発生する事故や事件を冒頭へ持ってき

ます。

 

冒頭とはいっても、最初の1行目からですよ。

 

それ以前の平穏な生活など記述する必要はあ

りません。

 

なぜなら、大概の人はスタイルは違えど平穏

な毎日を送っているわけですので、わざわざ

記述するまでもなく、主人公の平穏だった日

々など容易に想像できるからです。

 

 

 

いきなり1行目から事件事故を発生させてみ

ましょう。

 

まちがっても、以前の平穏さをフィードバッ

クさせてはいけませんよ。必要ないです。

 

そんな記述をする枚数の余裕があるのなら、

事件や事故を深く掘り下げましょう。

 

さすれば。選考委員の印象度が高まり、突破

しやすくなるでしょう。