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今回は、文学賞の乱戦原因でもっとも多い理由に
ついてお伝えいたします。
当ブログでは何度も繰り返しお伝えしているので
すが、未だに「小説の形式を模した哲学論文」で応
募しているひとが多いようです。
主人公がいろんな場面で何を感じてどう思い、どん
な行動に移すのかは、作者が決めることではありま
せん。
主人公の置かれている社会的な立場や育った環境
や年収などによって自然と決定されるべきものなの
です。
なのに、やたらと哲学のような引用を用いて心理を
描写してありますと、あたかも哲学論文のようであり、
そういう分野が好きな人にしか読まれません。
もちろん、読んでくれた人の中にも主人公の思考に
違和感を感じる人がいるでしょうから、文学賞を主催
している側としては、真っ先に落とそうと考えます。
そもそも小説ではありませんからね。応募先を間違え
ているのです。
そういう悪癖を断つには、今スタートします小説カレッ
ジの受講が一番でしょう。
小説の「小」とは人間のことでしたよね。
人間の生き様を説いたものが小説でありまして、スト
ーリーを説いたものではありません。
ここも勘違いしないでくださいね。
文学賞で好成績を収めたいなら、基本中の基本であ
ります、論文ではなく小説を書ける力を身につけてく
ださい。