枚数規定をどう捉えるのか | 小説の書き方教えます

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今回は、文学賞の応募規定にあります枚数制限から、

構想を練り上げる方法について解説いたします。




短編ですと30枚から50枚くらいが一般的な文学賞の

規定でしょうか。


大幅なオーバーや不足は、減点の対象となったり失

格扱いされてしまいますよね。


かといって、書いてみないと何枚に収まるのか予想で

きないのでは困ります。




30枚を例にしてみましょう。


まず考えるべきことは、登場人物と場面数です。


人物や新たな場所が出現する度に、ある程度の描写

文が必要となりますから、そう多くはできないことがわ

かねかと思います。


目安としましては、10枚あたりどちらも1です。


つまり、10枚の作品なら、場面はひとつで人数は主人

公プラス1名ということです。


30名なら、場面の最大数は3。人数は主人公を含めて

最大4人ですね。


この範囲でストーリーを考えませんと、完全にオーバー

してしまうでしょう。




しかし、実際には、1割増しの枚数だと思ってプロット割

りをいたします。


30枚なら33枚のつもりで場面ごとの枚数を割り振って、

推敲時にオーバーしている分を削ります。


どこかに必ず無駄な記述というものがあるものでして、

3枚くらいなら容易に削れます。


すると、中身の濃い作品に仕上がるのです。




反対に、完成したとき5枚くらい不足していたときには、

どう修正していいのか困りますよね。


おそらく、こちらの悩みのほうが多いことでしょう。


その場合には、チョイ役の人物を増やします。


たとえば、主人公が旧友とどこかで偶然に出会ったと

き、旧友が一人でいるのではなく、夫か妻、もしくは子

供連れにしますと、いとも簡単に解決できます。


チョイ役とはいえ、ある程度の人物描写をしませんと

読者はイメージできません。


また、主人公とチョイ役との会話文を合わせますと、

少なくとも2枚は埋まります。


あとは、人物ごとの描写と場所の描写を濃くすること

で、規定の枚数には達するでしょう。




ただし、本当はプロット割の失敗ですので、入選を狙

うなら、最初から書き直したほうがいいでしょう。


水増しした作品は、選考委員にあっさりと見抜かれて

しまいますからね。