人物の感情と行動 | 小説の書き方教えます

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現役プロの小説家「子竜 螢」が、文学賞受賞へと導きます  KEI SHIRYU 

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今回は、人物の設定に関して、とくに感情面からの

行動についてお伝えします。




多くの作者の欠点として、冷静すぎる主人公という

のが挙げられます。


喜怒哀楽を表に出すことなく、八つ当たりをしたり有

頂天になったりもしない。


こういう人物に読者が魅力を感じるかといえば、ノー

でしょうね。面白くないのですよ。




面白くて感動できる物語というのは、ストーリーが面

白かったり感動できたりではなくて、面白さや感動は

登場人物たちが演じてくれるものなのです。


ともすれば面白くしようとする余り、事故や事件など

外部から加えられる衝撃を用いようとしてしまいがち

ですが、外部からの衝撃に頼らなくても面白さや感動

を描けなくては、文学賞の入選は困難です。


書店で販売されているプロの作品は、人物たちによ

る面白さと感動とに外部からの衝撃が加えられてい

ますので、奥深い作品になっております。


決して、外部から加えられる衝撃に頼ってはならない

のです。