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今回は、人物の設定に関して、とくに感情面からの
行動についてお伝えします。
多くの作者の欠点として、冷静すぎる主人公という
のが挙げられます。
喜怒哀楽を表に出すことなく、八つ当たりをしたり有
頂天になったりもしない。
こういう人物に読者が魅力を感じるかといえば、ノー
でしょうね。面白くないのですよ。
面白くて感動できる物語というのは、ストーリーが面
白かったり感動できたりではなくて、面白さや感動は
登場人物たちが演じてくれるものなのです。
ともすれば面白くしようとする余り、事故や事件など
外部から加えられる衝撃を用いようとしてしまいがち
ですが、外部からの衝撃に頼らなくても面白さや感動
を描けなくては、文学賞の入選は困難です。
書店で販売されているプロの作品は、人物たちによ
る面白さと感動とに外部からの衝撃が加えられてい
ますので、奥深い作品になっております。
決して、外部から加えられる衝撃に頼ってはならない
のです。