書き足すよりも削ること 2 | 小説の書き方教えます

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今回は、前回記事の補足で、削ることへの推奨です。




原稿の総量が足りている場合でも、書きすぎになって

いることが多々あります。


もっとも多いのはエンディングの場面です。




エンディングの場面まで読んだ読者なら、それまで行

間に漂っていたものや言外に匂わせてきたもののす

べてを把握しているものと考えるべきです。


なのに、最後の最後にきてまでクドクドと説明を加え

たりしますから、爽やかさが失われてしまって読後の

余韻までがかき消されてしまうのです。




どこで終了させるのがいいのか、を模索するときに、

良い方法があります。


それは、改行した部分まで遡ること。


その場所が不適切なら、もうひとつ前の改行部分で

終えることを検討してみるのです。




この方法は冒頭にも言えるテクニックでして、最初に

改行した場所からのスタートだったらどうか、その次

の改行場所ではどうか、と精査してみるのです。


存外、エンディングにも冒頭にも、余計な記述がある

のには驚かれることでしょう。


そういう部分をためらわずに削除できるようになった

なら、あなたは間違いなく一流の作家です。