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今回は、小説と映画との比較から、どう書くべきかをお

伝えいたします。




同じ作品という意味ではなく、ただ小説と映画とを比較

してみますと、映画を観るのは楽しいが読書は面倒と

感じるのではないでしょうか。


それはなぜかといいますと、映像に勝る伝達方法はな

いからでして、百聞は一見にしかず、といいますからね。




では、気軽に動画を楽しめるようになった現代において、

小説は衰退していくのでしょうか。


いいえ、小説には映画に勝る点がふたつありますから、

生き残れるどころか、これから多くの映画原作を排出し

ていくだろうと予想できます。




小説のほうが優れている点は、


まず、およそ2時間以内という映画のような制約がない

ことです。


細部にまでこだわった精密な描き方ができますので、

これを生かさない手はありません。




もうひとつはの利点は、


小説では心理描写ができることです。


映画では人物の素振りや表情などで表現しますが、微

妙なところは描ききれません。


たとえば、女性の主人公がある男性に対して抱いてい

る感情として、「大嫌いだけどなぜか気になる」というこ

とが現実にもあり得ます。


人間の心理って、そう単純なものではありませんからね。

成功して意気揚々としているときでも、今の成功がいつま

で続くのかと不安を感じていたりもするのです。




つまり、小説の利点を生かした書き方をしないことには、

映像に負けてしまうつまらない作品にしかなりません。


細部まできっちりと描く。

心理描写は複雑なものとして刻銘に描く。


このふたつの点を疎かにしますと、あらすじに毛が生えた

程度の作品になってしまいますからね。