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今回は、小説の執筆になぜ読書ではなく映画鑑賞が必要

なのかを解説いたします。




新年明けましておめでとうございます。


今年もパワー全開でいきますので、よろしくお願いいたしま

すね。




さて、読書よりも映画鑑賞をオススメする理由ですが、描写

の優劣に大きくかかわっているからです。


たとえば、空に鳥が飛んでいる描写をするとしますと、


多くの人は集団で群れているとか飛んでいる様子を描写し

ますが、あたかも静止画像を描写したようにしか読めない

のです。


鳥が飛翔している写真の描写じゃありません。飛んでいる

様子を描くなら、動画じゃないといけないのです。


この違いがわかりますか。




人物の描写でも同じです。


バッキンガム宮殿の動かない衛兵さんならともかく、人間

は長時間じっとしていませんよね。


最低でも瞬きをしますし、手足を少し動かしたりします。読

書中でほどんど動きがなくとも、視線を上下させ、ページを

めくる動作もします。




風景描写では、


風による樹木の揺れや枝葉のざわめき、川の流れなどが

動画的に描かれなくてはなりません。


空に浮かぶ雲も、刻々と変化をしています。




多くの作者は、描写において静止画を描いてしまいます。


もう違いはわかりますよね。静止画ではなく動画が大切な

のですから、映画という動画をたくさん観ておく必要がある

わけです。


ただし、動画であればなんでもいいというわけではありませ

んよ。テレビドラマや動画サイトのものよりも、映画ははるか

に小説の執筆向けに編集されているからです。




物語を描く手段として、映画は画像で、小説は文章で表現

するという違いがあるだけです。


物語の構成の仕方や魅力的な登場人物の描き方など、同

時に短時間で学べるものは、動画の中でも映画だけです。


あらゆるジャンルの映画を数多く観ている作者は、やはり

描写が上手ですし、物語の構成もしっかりしています。


読書でも学べないことはありませんが、長くても二時間で終

わる映画に比べますと、効率が悪いですからね。




映画を観てください。


そして、鑑賞しながら人物の心理描写を付け加えてみましょう。