会話文の分量 | 小説の書き方教えます

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今回は、会話文の分量についてお伝えいたします。




よくいただく質問の中に、会話文の適正な分量があります。


「全体に対する割合は、三割以下がいいのでしょうか」


こんな感じの質問ですね。




結論から申しますと、分量にこだわるのはナンセンスです。


あくまでも大切なのは、読者へ伝えようとする中身でして、

中身の質なのです。


ダラダラとした無駄喋りは感心できませんが、場面によっ

ては、会話文だらけになるのが必然です。


たとえば、法廷に立つ弁護士ですね。喋る内容以外のこと

は、せいぜい心理的な駆け引きくらいなものでしょう。




とくに純文学に取り組んでいる作者に多そうな誤解なので

すが、会話文を極力減らして地の文を多くしようとする傾向

がありますね。


間違いだなんて申しませんが、要は伝えようとする中身の

質なのです。


最初から最後まで会話文の小説があったってかまわないと

思いますよ。もちろん、全部が地の文だってかまいません。




こういうご質問は、手段と目的を履き違えているために生じ

たのだろうと思います。


会話文も地の文も、あくまでも表現するための手段であって

割合を調整する目的で書かれるわけではありません。


誤解しないようにしてくださいね。