登場人物の名前 | 小説の書き方教えます

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今回は、登場人物の名付けについてお伝えいたします。




プロが悩む点として意外に知られていないのが、登場人

物への名付けです。


とにかく、アマチュア時代とは書いている作品数が格段に

違いますので、登場人物の人数も比例して増加します。


そのすべてに名づけをしなくてはならないわけですので、

テキトーに考えておりますと、同じ名前が重複していても

気付かなくなってしまいます。




かといって、真剣に考えるほど決まらなくなってしまうのも

名付けの特徴であり、悩みでもあるのです。


たとえば、日本で最多の苗字である佐藤と、ごく一般的な

太郎や花子とを組み合わせてみましても、小説作品として

のインパクトには欠けてしまいます。


もちろん、実在している佐藤太郎さんにインパクトがないと

いう話ではなくて、あくまでも小説内に登場する人物の話

です。




では、難しい苗字と難しい名前の組み合わせではどうな

のでしょうか。


雅楽代。うたしろと読みます。それと今流行のキラキラと

をくっつけますと、雅楽代雲母、うたしろきらら、になります。


雲母というのは苗字としても実在してありまして、赤穂浪士

が討ち入りをした吉良さんの前身だといわれております。


が、うたしろきらら、と読者が正確に覚えてくれるかという

と、難しいでしょうね。


しかし、実在している人に会って名刺を渡されたなら、一生

間違えずに覚えていることでしょう。


小説作品の登場人物はあくまでも架空の人物ですので、

覚えられないのです。




人物の名付けにヒントをくれるものとしては、姓名判断の

書籍とか電話帳などがあります。


図書館へ行きますと日本全国の電話帳がありますので、

地域特有の苗字を見つけることが容易です。




ともあれ、覚えやすくてインパクトのある名前というのは

なかなか難しいものです。


どれが正解ということもありませんので、考えすぎないよ

うにいたしましょう。