面白さの根源とは何か 2 | 小説の書き方教えます

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今回は、前回の補足で、小説の面白さの根源に迫ります。




今書いている作品があるのなら、少し筆を休めて客観的

に眺めていただきたい。


その小説は、読者にとって本当に面白のでしょうか。




そう問いますと、ほとんど多くのアマチュア作者は、もとも

と読者という存在に関心がないためか、読者にとっては面

白くはないが、自分にとっては満足できる、と答えます。


あれれ、と思ってしまいますね。


自分のためならば、わざわざ文章化しなくても頭の中でス

トーリーを組み立てるだけでいいはずでしょうし、文学賞に

応募する必要すらないなのです。


読んでくれる人がいるという前提がなければ、ただの自己

妄想ですよね。わざわざ文章化するからには、誰かからの

共感や賛同を期待しているはずなのです。




プロとアマチュアとの決定的な差とは、力量の差などでは

ありません。読者への配慮が100パーセントか、もしくは、

ゼロパーセントなのかという差なのです。


書店で販売されている小説作品には、必ず読者への配慮

がなされております。そうでなくては、売れるわけがないか

らですね。


ところが、文学賞への応募作品で読者への配慮を充分に

してあるものはといえば、ほとんど皆無に等しいのです。


出版社系の文学賞に入選した瞬間からプロになるというの

にですよ。


プロになるための文学賞応募作品に読者への配慮がまっ

たくないとするなら、そもそもの考えんたが間違っています

よね。入選するわけがないのです。




小説の面白さとは、作者がどれだけ読者のことを考えて筆

を走らせたかで決まります。


まして、自身の名誉欲達成のための受賞狙いなのでしたら、

時間と労力の無駄です。


文学賞を主催している出版社は、読者を唸らせてくれる新し

い人材を探しているのです。それが文学賞なのです。