筆が止まってしまう理由 3 | 小説の書き方教えます

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今回は、前回までの記事のさらなる補足です。




筆が止まってしまう別の大きな原因のひとつには、人物

設定の平凡さが挙げられます。


魅力に欠けた平凡な登場人物はかりですと、作者自身

がワクワクしながら書けないことがあるのです。


とくに、どの人物も大して差がなく、ほとんど同じような人

物ばかりの登場ですと、違和感のないストーリーを考える

ときには、自然と山谷のないものになってしまうのです。




小説を書こうかという人は、大概読書好きな上に努力家

でもあります。短気な人は少なくて、コツコツタイプが多い

だろうと思います。真面目な人たちですね。


だから、身近な友人も同じタイプの人が多いでしょうし、

そういう中で過ごしていることが世界観として作品にまで

反映されているのでしょう。




ズバリ言います。


悪人を登場させてください。最低一人は。


悪人といっても犯罪者という意味ではなくて、作者のあな

たとは考えの合わない人物のことです。


損得勘定がとくに強い人

小ずるいことばかり考えている人

あることないことを他人に喋りまくる人

他人の不幸を喜びとしている人

自己中心的な人


などなど、あまり交際したくない人たちです。




こういう人の登場によって、ピンチに陥っている主人公が

さらにピンチにさせられるから、ストーリーが面白くなるの

です。


一方、こいう人たちが登場しない作品を面白くしようとすれ

ば、無理やり天変地異や災害などに主人公を巻き込ませる

しかなくなってきます。


しかし、それはあまりにも作者のご都合主義、と読者から捉

えかねられませんから、やはり人災のほうが自然で違和感

がなくなります。




真に面白い作品は、寝るのも忘れて書いてしまうほどでしょ

うから、筆が止まるどころか、アッという間に完成します。


今執筆中の作品があるのでしたら、見直してみてはどうで

しょうか、