筆が止まってしまう原因 2 | 小説の書き方教えます

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コメントにての書き込みが落ち着いたようですので、前回

議事の内容を詳しく解説いたします。




筆が止まってしまうのは、モチベーションを維持できない

ということではあるのですが、根性が足りないとか義務感

に欠けているといったことではありません。


最大の原因は、


作者本人がつまらない作品だと感じているからなのです。


わかりますか。




平凡なストーリーやありきたりなテーマ。山もなければ谷も

なく、もともと最後まで書き続けるには相当な意志力を必要

とする作品だからなのです。


加えて、登場人物といえば、温厚で誠実な人ばかり。


作者自身が面白味をまったく感じていない作品を、たくさん

の読者に読んでほしいとか、文学賞に輝いたらいいのにな

んて、考えること自体が間違っていませんか。




本当に面白い作品、本当に感動を呼ぶ作品は、書いている

うちにさらにワクワク感が増してきて、気がついたら朝になっ

ていたなんてことになるはずなのです。


書き出したら止まらない作品が、読み出したら止まらない作

なのですね。




たくさんのコメントをいただきました。ありがとうございます。


コメントを書いていただいた人は、この問題を一生忘れない

だろうと思います。




何をどうすればいいのか、という小手先の問題ではなくて、

読者を楽しませてあげようという精神の問題です。


子竜は新作に挑むとき、いつもこんなことを考えています。

「今度の作品では、どんな手で読者をアッと言わせてやろう

かな」と。


自己満足のために書く、もしくは、自分の名誉欲のために書

く作品は、筆がいつ止まって不思議ではないのです。