子供の主人公 | 小説の書き方教えます

小説の書き方教えます

現役プロの小説家「子竜 螢」が、文学賞受賞へと導きます  KEI SHIRYU 

添削希望の方の詳細ページ


小説ハイスクールの詳細ページ


文学賞突破マニュアル」をご希望の方も、必ず

詳細ををお読みください。


文学賞突破マニュアルの詳細ページ


作家エージェントの詳細ページ


初心者執筆マニュアルのページ


お問い合わせはコチラから

m0337-kei@ac.auone-net.jp


今回は、子供の主人公に関する話です。




前回の記事で、あたかも身寄りのない人物にしか見え

ない主人公の話をいたしました。


今回は、中学生以下という子供が主人公の場合です。




誰もが子供の時代を体験して、忘れがたい思い出を

多く抱えているのですが、では、童心に戻れるかとい

えば、これほど困難なことはありません。


大人としての知識や判断力、協調性などが身につい

てしまったからでありまして、真に子供のような判断

ができるかといえば、かなり難しい。


しかし、作品の主人公に子供を据えた場合、難しくと

も完全に子供に戻った考え方が要求されます。


たとえば、友達がみんなポケモンGOをやっているか

ら、親にスマホを買ってくれとせがむのが子供であっ

て、歩きスマホは危険だぞと友人に注意するのは、

すでに大人の分別が混ざっているのです。


親が主人公にそう注意するほうが自然ですよね。




もしも子供なりの分別のみでうまくストーリーを展開

させられないのであれば、主人公から子供という選

択肢は除外すべきです。


あえて子供を主人公に据えるなら、そうしなくてはな

らない絶対的な理由がなくてはなりません。大人で

はダメな理由ですよ。