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今回は、作品の執筆とボランティア精神との関連性
を述べたいと思います。
このテーマは過去に何度も述べてきたものなのです
が、読者へのボランティア精神のない人には優れた
作品は書けません。
読者に感動を味わってもらうため、喜んでいただくた
めのみに作者である自分が存在している。もしくは、
存在する意義がある。
こう考えられない人の作品は、どこかにやはり論文
めいた箇所があったり、価値観の押し付けがあった
りします。
あなたは積極的にボランティア活動に参加したこと
はあるでしょうか。
自分の名誉や周囲の目を気にしてではなくて、真に
相手に喜んでいただこうとしてのボランティアです。
ボランティアだから、もちろん報酬など期待しません。
作者が書きたいように書くのではなくて、読者が読み
たいように書いてあげる。
これが大切なのです。
読者という存在がまったく念頭にないのであれば、
執筆そのものが自慰行為でしかありません。
当然、文学賞では一次選考すら通過できないでしょ
うね。書きたいように書いた論文も同様です。
ただし、子竜が言う読者とは、お金を払って読んで
くれる人たちのことでして、ブログに掲載した作品
を無料で閲覧してゆく人たちのことではありません。
有料の読者だから本物の作品を探している。
だから作者も、読者のために書かなくてはならない
のです。