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今回は、取材についてお伝えします。
これまで多くの方の作品を読ませていただきましたが
共通しているものとして、取材不足があります。
というより、取材をしたことがなく、推測で書いている
としか思えない作品が多いのです。
取材というとなにか特別な作業のように感じますが、
間違ったことを活字にしないための最低限の決まり
なのです。
たとえば、
女性の作者が男性を主人公に設定した場合、こうい
うときには、男の人はどう考えてどう行動するものな
のか、となるべくたくさんの男性から意見を聞き、共
通点を発見しなくてはなりません。
性別だけじゃなく、年代でも考え方は大きく違うでしょ
うし、職業によっても基本的な考え方は異なります。
会社勤めをしている主婦と専業主婦とでは、家事や
育児に対する考え方は異なりますよね。
会社員、公務員、自営業者では正反対だったりします。
絶対に身近な人の例から類推してはいけません。
それは特異稀な例かもしれないからです。
取材の手間を惜しんではなりません。机の上だけで
原稿を書こうとしてはならないのです。
優れた作品が人物の心理を巧みに描いているのは、
ちゃんと取材を重ねているからなのです。