喜怒哀楽がぶつかり合うとき | 小説の書き方教えます

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今回は、日常的な喜怒哀楽について、もう少し掘り下げ

てお伝えします。




このテーマはとくに重要でして、小説の本質でもあります。


記事のシリーズが自然と長く多くなってしまったのですが、

それでも充分にお伝えできていないと感じています。


本当に詳しいことは小説ハイスクールの第八期にて述べ

させていただきますが、当ブログの読者様には、これだけ

は理解していただきたいと思うところをお伝えします。




まず、


喜怒哀楽は登場人物ごとに違うという点です。


たとえば、


受験生の母親は、息子が一流大学を経て一流企業に

就職してくれることを望んでいるとします。


それが母親にとっての「喜」なのですね。


しかし、


息子のほうはといえば、ずっとサラリーマンでくたびれた

イメージの父親を見ている限り、進学にも就職にも希望

を感じず、いずれベンチャー起業をしたいと考えている。


ここで、互いの「喜」がぶつかり合うわけですね。


まさにドラマです。




以上の例からもわかるように、特異稀なイベントを用いず

とも面白くて感動的な物語は書けるのです。


「喜」と「喜」がぶつかり合うと、やがて互いに「怒」の感情

が芽生え、「哀」へと変化してゆきます。


息子は受験勉強をしている振りをしながら、ベンチャー起

業の勉強をしている時間を唯一「楽」と感じているのです。




そして、


大胆な冒頭。

爽やかなエンディング。


このふたつを付け足しますと、ちゃんとした物語になりま

すよね。わかりますか。




結末としては、受験に落ちた息子が自力でベンチャーを

立ち上げてもいいですし、運よく合格してからでもいい。


とにかく、家族間の葛藤、友人間の葛藤、恋人間の葛藤

とは、喜怒哀楽の違いによるものでなくてはならず、特異

稀なイベントによって別れたりくっついたりするのは、作者

のご都合主義でしかないのです。


とくに、文学賞の選考委員がそう感じてしまったなら、あな

たの努力は水の泡。労力と時間のムダでしかありません。




あなたは、なにがなんでも小説ハイスクール第八期を受

講して、誰よりも早く真の基本に習熟しておくべきです。


さすれば、真のライバルが少ないうちなので、受賞の可能

性は無限大にまで広がることでしょう。


小説ハイスクール第八期受講生募集開始は、まもなくです。